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さらば、無駄なダイエット

残念ながら
スレンダーとは言いがたいシルエットに生まれた私は、常に

「痩せたい」

と心の片隅でぼんやり思いつつ、
生きてきたような気がします。

仕事で料理業界と関わるようになってからはなおさらで、
毎日がカロリー(とアルコール)との戦いのようです。
「これは本当にヤバい」と焦って週末ジムに通うようになったのは10年くらい前のこと。
たいした成果も出していないながら
もし行ってなかったら、今頃もっとすごいことになっていたのかもしれません。

ただ、ようやく最近になって

食で我慢するなんてバカバカしい

と思うようになりました。
長年編集者として
出版不況をかいくぐりつつ過ごしてきた中で、
「こんなの、本当に意味あるの?」
と思うような“効率化”を強いられるシーンが増えたことが発端です。

目の前のものは本当に無駄か

それとも、

「無駄だから我慢すべき」と思い込むべきか

……を考えるシーンが増えたことが
ダイエットに対して、一種イラっとする気持ちを産んじゃったのではないかと
自分を分析しています。

必要な経費まで削るくらいなら、
その分、もっと稼いで不要なストレスは排除したい。
味気ない「完全栄養食品」を朝食代わりにするくらいなら
メガカロリー朝食を楽しみ、
その日は終日、エレベーターを使わずに階段駆け足で過ごしたい。

仕事でも食でも
新陳代謝を上げていくことで、
限られた時間や貴重な体験を
もっとビビッドなものに出来るんじゃないかと思うわけです。

今後の人生、
無駄なダイエットはしません。

サヨナラ我慢。
こんにちはカロリー。

写真は尾道で食べた、素晴らしく美味しいアイスモナカ。
愛すべきカロリーとの出合いを
今後は大切にしていきたいと思います。

#ダイエット #働き方改革 #令和時代にやりたいこと

フードトレンドのエディター・ディレクター。 「美味しいもの」の裏や周りにくっついているストーリーや“事情”を読み解き、お伝えしたいと思っています。