見出し画像

宮崎クライミング①百名山(韓国岳)登山と比叡山

11月29日〜12月3日まで宮崎県の比叡山と鉾岳にクライミングに行ってきました。計画を立て始めたのは9月頃だったでしょうか。普段から一緒に登山やクライミングを行なっているメンバーと一緒です。

11月29日(1日目)羽田空港〜鹿児島空港へ

荷物を最小限にまとめて羽田空港に集合。8:25発の便で鹿児島空港へ出発しました。機内への預け荷物は1人20kgまで(超過料金を支払えばそれ以上でもOK)。鹿児島で両親に会って遠征中の車を借りて空港を出発しましたが、車を借りることができたことが大変有り難かったです。

スクリーンショット 2021-12-23 15.07.22

初日は宮崎に向かって走る途中、百名山の一つでもある韓国岳に登山しました。以前は霧島連山縦走もできていたのですが、新燃岳の噴火により今は縦走ができません。15年ぶりくらいに登った韓国岳でしたが、火山灰の影響なのか、以前よりも緑が少なく感じました。

画像1

今回の遠征は、古くから比叡山の開拓をされ、最近では私や後輩達の論文作成でもお世話になった方に宿泊をお願いしました。開拓の話や百名山登山の話、東日本大震災のボランティアの話などをお聞きすることができ、これもいい経験でした。

11月30日(2日目)

朝からどんより曇り空。それでも昼前まではなんとか持ちそうだということで、午前中に終わるだろうと比叡山ニードル左岩稜へ。開拓者の方に取り付きをお聞きして、いざ1ピッチ目。しかし登り始めた途端に雨が降り出す。天気には勝てませんね。潔く撤退して、比叡山1~3峰までの岩場の取り付き下見をしました。取り付きを確認しておくことは、本番のクライミングをスムーズに行うためにもとても大事なこと。取り付きで迷って、クライミングの開始が遅れるということも十分に考えられるので。

昼前には雨も本降りになってきたため、買い出しと観光と温泉に切り替えて、高千穂方面にドライブに行きました。高千穂のスーパーで見つけた大根6本200円!

画像2

12月1日(3日目)

日本列島の西から東にかけて一気に低気圧が通過するという予報で、鹿児島は夜に抜けるとのこと。それによって夜の風は爆風でした。朝の関東は大雨警報が出ていたとか。比叡山でも朝は晴れていたものの強風が残っていました。また、昨日の雨で岩が濡れているだろうということで、岩が乾くことを期待して少しゆっくりのスタート。

画像3

風向きと岩の向きを考えて、比叡山第一スラブに行くことにしました。クライミングのトポ(地図のようなもの)を確認して、簡単な1、2ピッチをリードさせてもらいました。しかしスタートは緊張したな。2ピッチ目くらいから次第に風が強くなり始めました。3、4ピッチ目はもろに風を受ける面だったこともあり強風の中でのクライミングでした。宿に戻って確認したところ、その日の最大瞬間風速は22km/hだったとか。

画像4

爆風と寒さでまたしても撤退を考えました。しかし、ここから懸垂下降での撤退もリスクがあるという判断をして、上部まで抜けてそこから登山道を下山することに決めました。登山でもクライミングでも、その都度その瞬間での最善策を考えることが大事。お互いに意見を出し合い、どれが良いかを決定する。今まで何度も一緒に行動していた仲間だったので、意思疎通がスムーズにできました。

画像5

続く・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?