大森さんちの家出、すてきな感想をいただきました。
仮名子さんから、「大森さんちの家出」にすてきな感想をいただきました。
これは、うれしい。うれしすぎる。
いつも、「書かないこと」のさじ加減が難しくて、結局、ぜんぜん伝わらなかったりして、このまま自分の「言わぬがはな」スタイルを突き通すべきか、もっとわかりやすく書くべきか、悩んでいるから。
とても、うれしい。
うれしい。うれしすぎる。
ふつうの人の、ふつうの暮らしの、悪いところもいいところもある人たちの、夫婦関係を書きたかったから。仮名子さんが、私と同じく、家族運営をしながら創作している人、というのもまた嬉しい。
奥さんを小説家志望にしたのは、自分の新婚時代のもやもやを託してのことだったけれど、それより過去の恋愛からの離脱にスポットがあたるかなと思っていたけど、ちゃんとそこを感じ取ってもらえたのがうれしい。
私はふだん、ライターとして、書評の仕事もしています。でも、書評してもらったのは初めて。
ああ、こんなにこんなに、嬉しいものなんだ。
こんなふうに、「私の世界を肯定してくれる人がいる」って思うものなんだ、って感激して、あらためて自分が書評を書くときもむちゃくちゃ愛を込めようと思いました。
なお、文中にある「レゴみたいな小説」が気になって、仮名子さんの「針を置いたらあの海へ」を読みにいったら、すごく賑やかな色彩のぎっちぎちが楽しい小説で、この巧さで2024年1月から書き始めたのか――恐るべし、仮名子と慄いたのでした。
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