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群像と太宰と新人賞と。

さて、夢野寧子さんとおしゃべり禁止のアール座読書館でそれぞれが別の席でもの思いに耽った前編(初デートなのにw)

お次はちゃんと、お話しできる場所へ。
そこは、アール座読書館の上の階にある「エセルの中庭」

エセルの中庭は「物語喫茶室」。アール座読書館と同じオーナーによる、おしゃべりOKの喫茶室です。中に入ると、J.C.macmillanによる小説 「中庭のエセル」の朗読が……。

流木やドライフラワー、ガラスケースに陳列された優雅なティーカップなど想像力が掻き立てられます。

二人で「こっちのほうが座りやすいかな?」「お話がよく聞こえるのはこっちかも」とソワソワ……。もうすぐスペシャルゲストがやってくるのです。

そう!太宰治賞の西村亨さん。ちょうどご近所にお住まいということで、声をかけたところ、「行きます!」と参加してくださったのです。

まずは受賞作の感想を真摯に伝える夢野さん。恐縮する西村さん。
そして話は、次回作の進捗や、初めてとなる編集者とのやりとり、西村さんの受賞パーティでの一コマなどなど……。

共に新人作家ならではの、不安や疑問を共有されたようで、仲人気質の私も嬉しかったのでした。

印象的だったのは西村さんが「ひとりカラオケ」めっちゃ行くやんっていうところ。

現在は、ほぼ専業のようなかたちで、単発でのセラピストのお仕事を時折する程度の西村さん。

今は暑さもあってサイクリングはお休み中で、書くか歌うかの毎日だそうです。これまでにもちょくちょく貯金をある程度しては、一切働かずに小説に集中する期間を設けていたそう。

そんなスナフキンみたいな暮らし、孤独だろうけど豊かだろうなあ。

ちなみに西村さんは一回ひとりカラオケに行ったら、4~5時間は歌うそう。そんなに……喉嗄れません?? なんとなく井上陽水とか歌うのかと思いきや、Bzなどシャウト系もお好みだとか。まねきねこが、持ち込みOKで早朝料金が激安でおすすめとのこと。

小説の息抜きにひとりカラオケ、ストレスが発散され、詩情も高まっていいかもしれない……。ちょっと今度やってみようと思います。

ほぼ一日中となった、小説ランデヴー。夢野さん、西村さん、ありがとうございました!
二作目、楽しみにしています。


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