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過去の自分が語ると未来の自分も語る。

 (2023/5/3のリライトです)

こんにちは。

世の中はゴールデンウィークですね。
久しぶりにリアルタイムに考えていることを言語化してみます。

よろしかったらお付き合いを。


「過去」「現在」「未来」

という言葉を並べた時、あなたはどんな印象を受けるだろうか。


過去はグレーで、現在は白、未来は黄色・・・みたいにどんどん明るくなるイメージだろうか。


それとも過去の方が明るいイメージだろうか。


もちろんあなたの実際の人生の出来事に合わせて
いろいろなイメージを持つというのが実際のところかもしれない。


ただ、たくさんの方の人生のワンシーンを垣間見てきた私が思うに、人は「過去」を過ぎ去ったものとして、とるに足らないものとして扱っている気がするのだ。


特に今現在に悩みを抱えている方の場合、その人にとっての過去は後悔という色で覆われていたり、今の人生がうまくいかない原因という色で覆われている気がする。


その逆で輝かしい過去や愛おしい思い出があったとて、
「昔は良かった。今はもっと幸せになっているはずだったのに。」
という気持ちになる人もいる。


占い師、セラピストである私だって、目の前の人の人生がうまくいかない原因がある場所として過去を扱う。


後悔、罪悪感、問題の原因、昔は良かった・・・

とまあ、私達の過去の扱い方は、あまり輝かしいイメージのものではない。
いや、占いにおいての過去の扱い方、といったほうがいいだろうか。


もちろん実際、過去の恋愛や栄光を引きずることは、本人が未来を切り開くにあたって障害になることが多い。
これも理解できる。


それにしても「過去」をあまりにもおざなりにしているような気がするのだ。


「放っておいたら声を上げない些細な何か。」

「放っておいたら気づかない大切な何か。」


占い師はそういったものに言葉を与えていくことも仕事であると思うのだが、ならば増えていく一方である「過去」を放っておくのはいかがなものか。


「私はこの人生で何も成し遂げてこなかった。これから何をして生きていけばいいのか。」


そんな人が占い師である私の目の前に座った時、私は自信を持ってその人の言葉を疑う。


「そんなことあるわけない。」と。


その人には、実はとても大切な過去があり、その過去に声が与えられていないだけだと思う。


本当に大切なことは、誰がみてもわかるような成果ではなく、その人がさり気なく成し遂げてきたことにあるのだから。


毎日、誰が見るでもなく丁寧に洗濯物を畳むことかもしれないし。
会社で来客があった時、誰よりも素敵な笑顔で挨拶をすることかもしれない。


そういうことほど、その人の人生は現れるのだから。
その人は自分がどれだけ世界に影響を与えてきたか知らないだけなのだと思う。


「これから何をして生きていけばいいのか。」
という答えもそういったところにあるのだと思う。


その人にとっての過去に声を与えること、それは占い師にもできることじゃないかな。

まゆちん

かげした真由子(まゆちん)情報はこちら


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