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死を意識したとき

最近、胸に痛みがあって、
乳がんの検査を受けた。

エコーの機械でグルグル胸を撫で回される中、
時折り検査技師のお姉さんは、
グルグルする手を止めて撮影する。

その一時停止のポイントが
痛みを感じるポイントと一致して、
うわ、ここに病原菌がいるのかも…
これはヤバいやつかも🤢って感じて
怖くなった。

どんどん悪い妄想が膨らんで、
グルグルする時間が永遠のようにも感じられた。

日頃の不摂生を後悔したり、
「もし今見逃してくれたら(病気じゃなかったら)、これからは生活を改めるから助けてください!!」
と心の中で、神様に取引きを持ちかけようとしたりした。

私は、最終的には結局どこか無気力で、
生への執着が少ない方なんだけど、
リアルに死を意識したとき、
痛いのは嫌だなとか、怖いのは嫌だなとか、両親を悲しませたくないなって思った。

そして、私の思考はさらに飛躍して、
エコー検査の最中に、あと余命3ヶ月だったら今何がしたいだろうと考えはじめた。
(本人、至って真面目です)

ここで出てきた答えは
大きな願望やお金を沢山使うようなことじゃなくて、もっと身近で些細なことだった。
自分自身や自分の家族をもっと大切にしたいなと思った。

エコーの検査が終わって検査結果を待つ間も、
不安や恐怖を感じながらも同時に、
私は本当に生きたいのか・私の望みは何なのかなどとグルグル思考していた。

そして自分の中で、自分の立ち位置というか、
望みというか座標点のようなものが
ハッキリしてきた時、
頭の中のモヤモヤや
グチャグチャに絡み合った感情が
すべて解れてスッキリしてきた時、
診察室に呼ばれた。

結果は、悪性のものや病気が疑われる所見はないとのことだった😌

わたしの飛躍的な思考回路のせいもあるけど、
今日は数十分の間で、自分の死と生と向き合い、
自分にとって一番大切なものを意識することができた。

生きる意味を見出せないと思っていた私に、
乳がん疑惑は神様からのプレゼントだったようだ。

怖いも痛いも不安も全部ちゃんと感じていい。
感じた先に、自分の見つけたかった答えが、
ちゃんと待っているから🌝

#カフェイン控えるようにとお告げあり
忘れないようにここにも書いておく。

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