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面接手法から逆算する自己分析

就職活動が終わりました。就活を通してHR領域にも興味がでてきたので、面接手法についても勉強をしています。

その中で出会った「コンピテンシー面接」をもとにして、自己分析をすれば就活生もハッピーになれるのではないかと思いこのノートを書いています、

コンピテンシーとは

「高業績者に共通してみられる行動特性」のことです。

「自社で活躍してくれそうな行動特性」を持っている学生が欲しいとすれば、学生は「行きたい企業で活躍できる行動特性」を持っていることを自己分析の中で突き止めて面接の中で伝えればよさそうです。

コンピテンシーの段階

この「コンピテンシー」には5つのレベルがあります。

1:受動行動(場当たり的な行動)

2:通常行動(やるべきことをやる)

3:能動行動(明確な意図、判断、理由に基づく行動)

4:創造行動(特定の条件や状況を変革する行動)

5:パラダイム転換行動(成果を挙げられる全く異なる別状況を作り出す行動)

レベル1や2の行動(例えば目の前のことに集中してやった。店長のいうことを忠実に守った。)では自己アピールの材料としては弱いのではないでしょうか。

かといって、周りの状況を変革した(新しい事業を生み出したとか)行動をとった経験がある学生は少ないのではないでしょうか。

となると、レベル3の明確な意図、判断、理由に基づく行動をとることができるか否かというのが1つの判断基準になると思います。


企業が求めるコンピテンシーを知る(企業研究)

例えば、BtoCの企業を考えてみます。最前線の店舗職であれば顧客満足度を追及する働き方をするでしょうし、バックにいる(本社とか)総合職であれば組織全体を見渡すことができるマネジメント能力を重視しているという仮説を立てることができます。

各企業の採用基準を知ることはできませんが、OB訪問や会社説明会で実際の働き方を知ることでその企業に必要とされるであろう「コンピテンシー」を想像することはできます。

自分がコンピテンシーを持っているかどうか知る(自己分析)

それでは、自分がそのコンピテンシーを持っているかどうか、自己分析で突き止めていきます。

やり方のイメージはこのような感じです。

1:コンピテンシーを発揮するであろう場面がないか思い出す。

例えば顧客のことを考えて行動することができる人材が欲しいという仮説があれば、居酒屋のアルバイトや施設でのボランティアなど、対人での経験の中にコンピテンシーを発揮した経験が眠っていそうです。

2:その場面を具体的に思い出す(書き出してみる)

1でイメージした場面を具体的に想起していきます。その際、PDCAサイクルを意識していくといいと思います。P(計画)してD(実行)してC(評価)してA(改善)する。という一連の流れに沿って行動を書き出していくと、スムーズに面接で話せるようになります。

お客さんと接するときにこういう目標を立てて、目標達成のためにこういう行動をしてみた。しかし、そこでこういう課題がさらに見つかったため、そこをああして改善してみた。

という感じです。

3:行動に徹底的に根拠を付けていく

この3が一番重要です。この工程は自分だけでは難しいと思うので、先輩や大人に手伝ってもらうといいと思います。

なぜその目標を立てたのか。その行動を起こそうと思った理由は何か。そこが課題と思った理由は何か。

行動を深掘りしていくとキリがないです。ここで徹底的にやれるかどうかで、そのエピソードの深みが違ってきます。

4:同じような行動特性を発揮した経験がないか探す

3で1つのエピソードについての自己分析は一通り終わりですが、まだあります。

その人が本当に常に顧客目線で物事を考えることができる人材ならば、1つの場面ではなく、たくさんの場面で同じような行動特性を発揮しているはずです。たくさんの場面で同じような考え方をして行動をしていれば、きっと会社でも同じような行動をして活躍してくれるはずです。

実際面接でも、他にその能力を発揮した経験はありますか?とよくきかれました。

その経験を見つけたら、同じように1~3の工程を繰り返します。

このようにして自己分析をしていくと、コンピテンシー面接に出くわしたときにも自信をもって話すことができると思います。



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