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食の大切さを次の世代に

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先日親戚のファームに足を運び、すごく心満たされる体験をしてきました。私は家庭菜園の初心者だったのでそのフォームはまるでわたしにとって楽園のようでした。にわとりは時間になると放し飼いにし、その後時間通りに戻ってくる。一人も脱走などしないそうです。パセリやローズマリーなどのハーブやアーモンドやウォールナッツの木、ピーチやリンゴの木、ガーリックやショウガそして、牛や豚もすべての植物、生き物がきれいな空気の中で穏やかに育っていました。

オーストラリアのそのファームは、湿度は低めで冷涼な気候で私の自宅から車で40分ほどでしたが、その空間だけ神に守られているような神聖な空気と雰囲気でした。しっかり一つ一つの木々と木々の間や植物にのびのび育つように十分なスペースがあり、イキイキとしている感じでした。足を踏み入れる時に、『失礼します。』といいたくなるような感じです。

そのファームは代々家族で受け継いでおり、自給自足の生活で、取れた野菜や家畜を売ることはしないそう。その家族は命の循環で生きておられるのだなと感じました。食べ物を自分で育て、生き物を殺して生かさせていただく。自然の巡りを感じました。

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さて日本の現状として昔の野菜の根っこは30~40センチあったそうで、風や嵐にびくともしない強い野菜が多かったそうですが、今は大量生産により、野菜を作るときに間隔もあけずにぎゅうぎゅうに植えられ、とても弱い根が育ち、今平均の根っこの長さは10センチほどだそうです。

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オーガニック野菜も本当に健康なのかと考えたときに、有機肥料とはいえ、放牧をしてその馬などの糞を使うそうですが、その馬の餌が遺伝子組み換えの野菜をあげていたりするとどうでしょう?私たちがヘルシーだと思っている、有機野菜も果たして本当に健康なのかと問いただしたくなります。本当の現実はなかなか世の中に広まっていかなかったりしますよね。もっともっと農家の人の声を聞いて、現実を知り、自分で見極める力をつけ、次の世代に受け継いでいく事をしたいと感じるようになりました。

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家庭菜園が一番信頼できるけれど、害虫駆除やきちんと野菜を育てられるようになるまで労力はかかります。それでも少しずつ自給自足を取り入れた生活を一人一人がすれば、私たちの次の世代に素敵な未来を残せると信じています。『自然の恵みによって私達は生かされているのだよ。』と子供に伝えていきたいです。


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