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「子どもの反抗期がない」ことは危険だと言うことをわかっていますか?

割引あり

こんにちは😊 コーチング・マームの三浦真弓です。

「うちの子、反抗期がないけどいいですか?」とときどき質問されます。それについて、プロとして、回答いたします。
読者様は、反抗期、ない方が楽だわぁ~と思われますか? それとも、ある程度は必要じゃない?と思われるでしょうか…
ネットで検索しても出てこないし、誰も言わないのですが、
【子どもの反抗期が全くない】は、というのは、実はとっても危険なことなのです。

なぜ危険なのか?順番に説明しますね。

1:子どもの自我が育っていない証拠(いつまでも大人になれない)
子どもは、生まれてすぐからは、周りにいる人、特に、周りにいる大人を模倣して育ちます。それは、本能ですね。大人の側も、それが本能だとわかっていますので、例えば、離乳食をあげるときなどは、
「はい~ごはんだよ~あーん…」
と言いながら、自分の口も大きく開けますよね。

あれは、子どもが模倣してくれることを、本能的にわかっているからこその行動です。その他の場面でも、マネされることを期待して、望ましい行動を大きく見せようとしたり、逆に、大人としての態度が悪い行動などは
「そんなことしてると、子どもがマネするから、子どもの前ではするのをやめたら?」
なんてことも、大人同士、注意し合うこともあります。

そうして、自分で自分の体を思いのまま動かし、行動していくようになるのですが、徐々に、まわりの人の手助けを不要としていきます。それが成長でもあるのですが、自分なりの行動をしたい。これまで、大人が見せてくれていた行動を違うかもしれない。でも、自分はこうしたい!

こうした中から、自我が育っていきます。

ですから、これまで、大人と一緒に行動してきたことと、違うことを言ったりしたりしていくわけですね。そして、その想いを強く出していくと、大人側から見たら「お?反抗期か?」となるわけです。

ですので、そうした態度が見られないということは、もしかすると自我が育っていないのでは?という心配が生まれるわけです。

2:反抗期がないのではなくて、子どもが言えない、態度に出せないだけ。反抗しようという気持ちを親が抑えつけているという心配はないでしょうか。

例えば、蝶は、卵から生まれ、幼虫となり、青虫となって葉っぱなどをむしゃむしゃ食べ成長していきます。そして、あるときサナギになり、成虫、蝶となって空を飛ぶようになります。確実に、サナギになる必要があります。そして、自分でその殻を破って、出てきてくれる必要があります。

人間の子どもも、反抗期を通過して、自我を育てて大人に育っていってほしいものです。

ですが、これまでの子育ての中で、もし「親や先生のような大人に反抗するなんてあり得ない」というようなことを、強く言い聞かせて子育てしてきたとしたらどうでしょうか。

子どもは反抗したい気持ちが生まれてきている。それは、自分が自分であるために必要な想い…だと感じているけれども、親は「親や大人に反抗するような子どもはあり得ない」と言っている…どうしよう…

そうやって、子どもの気持ちを抑えつけているとしたら、確かに、お子様には反抗期の姿はみられません。一見「よい子」として学校生活を送ることが出来ることでしょう。

ただ、自分という自我のある大人になりきれず、成長する心配が生まれます。それはそれで、怖くありませんか?
そして、ここからがかんじんなので、しっかり読んで思い当たることがないかどうか、確認してみてください。

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