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産後の私は例えるなら、シンカリオンだった件

どうも、まゆみっこです。

唐突ですが、シンカリオンって知ってますか?新幹線がロボットになるアニメです。その昔、聖闘士星矢にハマっていた私にとっては、あれだろ?黄金聖衣(ゴールドクロス)だろ?的なノリですが、こんな感じのキャラクターです。

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今日は、シンカリオンを見て、あぁ産後の私って、こんな感じだったなぁ・・と思いをはせた話です。

ネタと化してますが、まじで辛くて悲しくて孤独だった話です。そこんとこ、よろしくっす!

陣痛→妊娠高血圧→緊急搬送→陣痛→帝王切開のフルコースだった

第一子を出産した時は、壮絶だった。

33時間の陣痛の間、妊娠高血圧症が当日発症して(血圧200近くだったかな)、産院から救急車で緊急搬送、総合病院で血圧下げる薬を投入されながらも再び陣痛、最終的には狭骨盤のため帝王切開というフルコースだった。

生まれた後は、「わぁーよかった・・あの・・眠いんでもう寝ます・・」とガクッと力尽きて、慌てて酸素吸入器をつけられた。

が、シンカリオンへの道はそこから始まったのだった。

勝手にママモードに体がスイッチする

朝起きると、両足にフットポンプが装着されていた(1日でとれる)。

そして始まったのだった。

キュイィィィイイイイン!!!!

え?なに?なになになに?え?なにこの音?

どんどん身体が作り替えられていく

まずはじめに、急激に縮小していく子宮。
→起き上がれないくらいの激痛。帝王切開でハラキリもしてるしね!これが4日間くらい続きます!

勝手に硬くなり激痛を伴う乳
→個人的には、これが一番の衝撃だった。ドドドドド!!!的な効果音が出そうなくらい、乳が急激に硬くなっていく。いてぇ。めちゃいてぇ。燃えるようだ。いてぇ、あつい、いてぇ!誰か、アイスノンを・・・!(あんまり冷やすと、出が悪くなるからねーと看護師さんに釘をさされる。)
→その後は、赤ちゃんにより乳吸われすぎ事件が発生し、流血&激痛。

脳内はジェットコースターでハイとローのループ
→体内では、マックス高まっていたホルモンたちが、一斉解散する。プロラクチン、エストロゲン、プロゲステロンが一気に下がる。図をみればわかるけど、ジェットコースターのごとし。結果、目はギンギンで寝れない産後ハイと急激に悲しくなるループが続く。(後にこれが有名なウニ事件をもたらす※後日書きます)

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引用:1 more baby 応援団

下がらない血圧
→血圧も150~160を行き来し、新生児のお世話は極力しなくてよい!安静にすべし!と宣告された。血圧計る度に、腕というか血管がパンパンになっているのを感じた。結局退院直前に140くらいまで下がって、1か月は経過観察し、徐々に落ち着いていったのだった。

脳髄膜液の漏れによる人生最大の頭痛
→一番不安にさせたのが原因不明の頭痛だった。横になっていると、楽なのに、起きると頭に激痛が走る。一ミリずつ頭を上げるように、ゆっくり起きないと、起き上がれないくらい激痛だった。高血圧による頭痛なのかなと思っていたけど、どうやら帝王切開時の髄膜の麻酔による、脳髄膜液の漏れだったよう。これも4日くらい続いた。

以上、絵に描くと、こんな状態だったのです。

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はい、全治10か月程度のケガは、出産後のお母さん全てに当てはまるから、デフォですよ、デフォ!!

自分の意志とは関係がなく作り替えられていく身体は怖い

自分の意志とは関係なく、ガシャーン!ガシャーン!ウィィィンキュイィィィン!!バァァァーーーーン!!ってなったらどうなると思います?

怖いです。ただただ恐怖です。前日までは赤ちゃん出ておいで―と、ほっこり気分のか弱いレディだったのに、いざ生まれてみたら、自分がシンカリオンになっていたこの気持ち、わかるか?

この痛くて辛い状況は、いつ治るの?ずっと治らなかったらどうしよう?怖い。自分の身体なのに、全く違うものへ変えられていくのが、ただただ怖い。

病気ではないのですが、初めて病人の気持ちが分かった。回復の兆しの分からない状態は、こんなに、怖くて仕方がないんだ。

気持ちもホルモンバランスがメッタメタなので、ナイーブ極まりなかったです。きっと他のお母さんたちもそうだったんでしょう。総合病院の相部屋では、時々すすり泣きが聞こえてきました。

怖い気持ちを旦那は分かってくれない

退院後、怖くて孤独な気持ちを旦那に訴えるも、困ったんだろう。ちょっと引いた顔をされ、ナイーブだった私は、ひそかに結構傷ついていた。

分かってくれないんだ・・・。こんなに不安と訴えても、分かってくれない。多分、夫は私がそう言ったことも覚えてないと思う。

ただ、夫は新生児のケアは必死にやってくれた。夜も寝ないであやしてくれたし、ウンチも笑いながら変えてくれた。お風呂も一緒に入って、洗濯も炊事もやってくれた(ただその間、盲腸になるという、痛恨のタイミングの悪さを発揮する夫w)。

少しずつ気持ちも癒えて、楽しく赤ちゃんのお世話をすることが出来ました。

まとめ:強くならざるを得ないお母さんは悲しい

My Bodyもシンカリオンのごとく改造され、その後24時間つきっきりでお世話をするお母さんたち。

ただ、シンカリオンって言っても、ボロボロなシンカリオンなんで、みんな、産後のママを労わってください。

強そうだけど、結構、辛くて傷ついておりました。そんな話でした。

まゆみっこでした。

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