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あなたと本とわたし

いつからかな
これ読んだ?とあなたが
わたしに本を薦めてくれるようになったのは。


そのころからかな
これ読んでみてとわたしも
あなたに薦めるようになった。

読んだ本について話すようになって
ニュースや今の時代の問題についても
話すようになって…

お互いその内容が正しいかどうかよりも
自分の考えを気兼ねなく話せる相手だと
認識している。
それは幸せなことだね。
わたしはとても幸せだよ。

📚

来年の春、
あなたは新社会人になり、家を出る。
5か月の研修期間は東京。
研修後の配属先もできれば東京!
いや、大阪以外ならどこでもいい!
と願っているよね。

ひとり暮らしに憧れているあなたに
わたしは言いたい。

📚

あなたがどこで働くことになってもいい。
家を出てもいい。
でも、お願いしたいことがある。

いい本を見つけたら教えてほしい。
今こんな本読んでるねんと教えてほしい。

大阪に帰ってきた時には、
ごはん食べながら
たくさん話をしよう。

📚

あなたとわたしは本で繋がっている。

このことは
10年前には…
いや5年前でも想像もできなかった展開で、
正直驚いている。

じっと座って本を読む子ではなかった、
人の話聞いてないよねってタイプのあなた。
話が通じないことに悩んだ時期もあったのに、
こんな展開になるなんて。

読み聞かせをしたあの時間、
ごはんを作り続けた時間、
怒ったり泣いたり笑ったりしてきた
たくさんの時間の積み重ねが
結実したと信じたい。

こんなに話ができる、
わかる相手になってくれるなんて…

ありがとうね。

あなたを育ててきたわたしの
最大の収穫です。

📚

あなたが生まれたばかりの頃、
初めての育児に奮闘していたわたしは
大人と会話がしたいよ…と思っていた。
夫が帰ってくると
堰を切ったように話していた時もあった。


時は流れて、
あなたは大きく、逞しく、頼もしくなった。

どうしよう。
どうしたらいいと思う?
あなたに相談したこともある。
大人の会話ができるようになっていた。
我が家でわたしが弱音を吐ける相手は
実はあなただったりする。

あなたと離れるとさみしくなるなぁ。
うれしいけど、さみしい。
いつの間に逆転するんだろうね。

小さかったあなたのように
後追いはしないけどね。
お母さんだってさみしいよ。


来年の春からは、
せっせと本を読んで
あなたに連絡するきっかけを探しているかもね。

あなたもお母さんのごはん食べたくなったら、
この本読んだ?って本を持って帰ってきてもいいんだよ?

ね。

本はあなたとわたしを繋いでくれるから。


こんばんは、まゆきちでした。

おだんごさんの企画に参加しました。
ハイ、ハーイ、やりまーす!🙋と返事はいいんです、わたし。
締め切りギリギリまで、もたつくのもわたし。
どうしようもないね。

誰に贈るnoteを書こうか迷いました。

もっと長くなりそうだったけれど、
これは長男が就職で家を出ていくときに
プリントアウトする予定なので、
削りに削りました。
あんまり長いと読んでくれなさそうだから・・・

今日も読んでいただき、ありがとうございました。
またね~👋

あ!
忘れてた!
やっぱりわたしは🅰️賞を希望しまーす。
絵本だもん🎶
また繋がれるでしょう?

おだんごさん、素敵な企画ありがとう😊
またね〜👋

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