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離れて暮らすということ

こんばんは、まゆきち☆です。
先週のお話をしようと思うのですが、長くなりそうです・・・

先週、私は大阪に帰っていました。
都市間の移動にも気を使う外出自粛要請が出ているにもかかわらず…
ガラガラの駅、新幹線にいると、ごめんなさいという気持ちになるくらい、みなさん自粛されているんだなと感じました。

わたしには7年前に事故で頸椎を損傷し、たくさんの病気を抱えた在宅介護中の父がいます。
受傷するまでの父は私の子どもたちを海や山に連れて行ってくれて自然の中でいろいろな体験をさせてくれる強くて元気な父でした。

父は先日体調を崩し、通常ならすぐに救急搬送、入院となるところですが、入院を断られてしまったのです。
それは一人で父をみている母にとっては絶望的なことなのです。

かかりつけの病院は大きな病院なので、救急は逼迫していたのかもしれません。

訪問看護師さんや地域の往診の先生が休日でも対応してくださり、在宅で可能な限りの処置をしてくださったことは感謝してもしたりないくらいです。

心配な状態の父をずっと一人でみるのは本当に不安で心配で心身ともに疲労が激しかったと思います。
外出自粛、都市間の往来も気軽にできないこの状況で離れて暮らす私に連絡しにくかったようで、母一人に背負わせてしまいました。

事態を知ったのは父が体調を崩してから3日経っていました。
翌朝1番の新幹線で帰省。

私が実家に着いた朝、父は意識はしっかりしていたので、突然の私の帰省に驚きながらも、少し表情を緩めて喜んでくれました。同時に母の睡眠不足を心配する話もしていました。

偶然にもその日は父の診察日だったので、母が受診し、主治医の先生に状況を伝えて、入院させてもらえないかお願いしてくるということでした。

母がいない実家での数時間にも何度も嘔吐を繰り返す父。数日間、食事も水分もとれていないのに、明らかにおかしい…
その日の午後に父は入院することとなりました。

病院入りは、事前に伝えられた時間、ルートで隔離室に入りました。
たくさんの検査を隔離室で行い、CTなどの検査結果を受けて、必要な処置をしていただいてから入院病棟に。

父の入院する病棟までは同行できたけれど、エレベーターを出たところで,バイバイでした。

この先はご遠慮ください。面会時間であっても感染症予防の観点から面会は受け付けません。

新型コロナウイルスの病棟だけでなく、どの入院病棟でも面会できないんだな…初めて知りました。

父を病院に任せて、母と帰るころには夕方になっていました。長い1日でした。

とにかく母にも早く休んでもらいたかった。食事もまともにとれず、寝る時間も削って看護していた母はそんな時でも、「お昼ごはん食べられへんかったね、ごめんなぁ。お腹すいたやろ?」と気遣ってくれる。

ごめんねは私のほうなのに。

検査結果を見て、主治医からもう少し遅かったら命の危険が迫っていたと言われたそうだ。
(わかってるよ、だから土曜日救急で入院させてもらえないか往診の先生から連絡してもらったのに・・・)そんな気持ちもあるけれど、

「コロナの影響で病院も救急で受け入れるのも混乱してたんかもしれんし、病院の人たちみんながんばってはるから・・・しかたないわ。今日入院させてもらえたし、また命拾いできたから、もういいねん。ほんまによかったわ。」という母。

病院も大変な状況が続くと思います。
もちろんどの自治体も医療崩壊しないよう、いろいろな対策でがんばっているけれど、タイミング悪く、病院に受け入れてもらえないようなことがあるのだと、あまりに身近なところで起こっていて、怖さを感じたのです。

今は面会できないのが母にとっては身体を休める機会として前向きにとらえて、父も母も体力を回復させてもらいたいです。
食べることが何より楽しみな父は、もう何日食事をしていないのかな。退院したらまず何を食べたいと母に言うのかな?今日も母と電話でそんな話をしながら、実家の様子をもっとまめに確認しなきゃいけないなと思った。

母は強くて、賢くて、一生敵わない。
私はもっと寄り添って支えられるように、もっと強くならないと・・・

離れて暮らす大切な人たちと
まめに連絡取らなきゃと改めて思っています。

今日、主人と長男、弟に手作りマスクを送ってきました。
スウェットマスク、気に入ってくれるといいな。

今日はすごく長くなってしまいました…
最後まで読んでくださった方いらっしゃったら、ほんとうにありがとうございます。私のほうが「スキ」を差し上げたいくらいの感謝です。



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