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A cappella Spirits!のこと

明日はアカペラスピリッツ敗者復活戦。

いよいよ、このステージに立つのは人生で本当の本当に最後かもしれない。
勝っても、明後日がどっちみち最後。

ステージ上で泣いちゃうかもしれないな。


アカスピというものを、私が初めて見たのは確か第5回の関東二次予選、6部。高校2年生のときのはず。


2次予選だったけど、なんかやたら激戦のブロックで、背徳じゃないけど背徳の皆さんとかも出てたな、BEZYMETALというやつ。


高校の頃は定期テスト丸かぶりで行けず、初めてチッタにいったのは大学1年生のとき、確か。Wonderが優勝した回だったはず。ケミカルテットの執念ともいえる演奏に心を奪われて、会場にいた誰よりも泣いた


大好きなグループがクラブチッタに立ち、優勝するために全力を燃やしているところを、ツイッターでみているときからずっと憧れだった。
実際に行ってみて、私もこのステージに立ちたいと思った。


私が見てきたアカスピのステージには、青春と、闘志と、そしてメンバーへの愛、その人達の気持ちが全部持ち込まれていて、私はそれが大好きで憧れだった、そういうものが人の心を揺るがすことを教えてくれた、自分も揺るがされてきた。

そんな、他人の人生に影響を与えちゃうような音楽が、ずっとしたかった。


勝ちたい理由はきっと人それぞれだとは思うけど、私はとにかく、そんな音楽ができさえすればそれで良くて、それができているという証明が、「勝ち」だった。


正直アカペラをしていて、しんどいことのほうが多かったし何度もやめたいと思った、4年生は特に、元内定先でお仕事をしながらアカペラもしていたので体力も精神もかなり極限だった。何気ないひとことで2週間ほど泣いて過ごしたこともある。しにたくて立ち上がれない日もあった。


でも私はまんぷくというものを泣きそうなほど心から愛しているし、1回1回の演奏をいのちを削って作り上げている。

どれだけアカペラがしんどくても、演奏にいのちを吹き込む快感と、それが人に伝わったときの嬉しさ、そしてメンバーへの愛だけがとにかく頼りで、その気持ちがあることが何よりも愛おしかった。

だから、「敗者」になりたくなかった、まんぷくのみんなを「敗者」にしたくなかった。


関東最終予選、4年生全国大会、どちらも全然満足のいく演奏はできなかった。だからこそ、明日こそ。

ステージ上から、私の、私達の感情のすべてを、まっすぐにお届けできればいいな。

それがすこしでも届いたら、刺さったら、心の底から嬉しいです。




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