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お菓子禁より効果的な虫歯予防

歯医者の私


そんな立場の子供が
むし歯になってはならぬ
という意気込みで

上の子供の時はお菓子禁止←自分は食べる
チョコレート アメ グミ
など歯にくっつくようなお菓子

とんでもない!

というスタンスで幼稚園時代を
過ごしていました。

ママ友はみんな○○ちゃんのママは
歯医者さんだからね~
という雰囲気あり。

とはいえ

家の外での社会生活は
それはそれで重要なので、お友達のお母様から
いただくお菓子については

ありがとうね~と快くいただいて
子供も食べていました。


公園で目にした衝撃の光景

普段食べさせてもらえない、美味しいお菓子達
美味しいに決まってますわ・・

ある日
ママ友達にお願いしていたお預かり
私が公園へのお迎えが遅くなり

慌てて迎えに行って、目にした光景が
「お菓子ちょうだ~い」と
ママ友の間をさまよい歩く我が子の姿

そして

困った顔のママ友達・・・

きゃ~!は、恥ずかしい
恥ずかしすぎる!


お菓子禁止のしっぺ返し

お菓子を禁止しすぎて
こんな事になっていたなんて!

すまん我が子よ

そして

ご迷惑をおかけしました
ママ友達よ・・・

美味しいに決まってる甘い物・・・

お菓子解禁にしたけれど

そんな恥ずかしい思い出話もありますが
いまでも上の子はむし歯ゼロ

これはお菓子禁止していたからというよりも
シュガーコントロールをしていた成果です。


むし歯ができるために必要なもの


細菌←ミュータンス菌
宿主←歯並び、唾液の能力など
食べ物←糖分など

の3つがむし歯ができるための要素

これがうま~く混ざり合うと
菌が酸をつくって、歯を溶かす。

それに抵抗するために、なんと唾液が
口の中で中和(PH7)しようとする働きがある。

でもこんな風に・・・

食べる毎に口の中のPHは低下する

せっかく唾液が中和させようとしているのに
ちょこちょこお菓子食べると
せっかくPH7に戻そうとしてるが
すぐに下がってしまう。

すると

赤丸が歯が溶け出すPHゾーン

だいたいPHが5.7以下になると、歯が溶け始める

つまり

シュガーコントロールって
「赤丸ゾーンにいる時間を長くしない」
ってことです。



お菓子を食べちゃダメということよりも

食べても良いけど
食べるタイミングに、メリハリをつけて食べる

ということが、むし歯予防につながります。

歯にくっつきやすいもので、結果的に口の中で
ダラダラ甘い物が置かれた状態になる
ということは避ける!

我が家の場合、お菓子解禁後も
ダラダラ食いになっていなかった事が
むし歯予防につながりました。

今は甘い物も普通に食べますよ。

なにはともあれ

美味しいものは
おいしく食べたいですよね~

ガマンしすぎず
ガマンさせすぎず
メリハリのコントロールで
美味しく、楽しく!

ただし

寝る前の歯磨きは忘れずに。

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