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育児に関する本を読んでみた

臨月に入り、ゴールデンウイークは旅行もできず、時間を持て余してしまうと思ったので、読書に費やすことにしました。こんな機会でないと読むことが無いだろうと図書館でいくつか育児に関する本を借りて読みました。
自分自身の忘備録としてメモがてら紹介したいと思います。

ベーシック発達心理学

主に子どもにおける心と身体の発達について解説した本です。色んな実験と結果が解説されていて、なんか大学の教科書みたいな本だなぁという印象でした。
さらーっと読みましたが、いくつか興味深い実験や研究結果も紹介されていて、今後の育児に対する心構えが学べたかなと思います。

例えば自己制御についての解説。自己制御は養育者のかかわりによって育まれるとされているそうです。自己主張と自己抑制の双方が高い子どもは、バランスよく自己制御が可能だそうで、このような子どもの母親は、子どもが葛藤する場面において、説明的なしつけをしやすい傾向にあるそうです。
具体的な例を挙げると、子どもに食べ物の好き買いがある場合に、有無を言わさず食べさせようとするのではなく、好き嫌いなく食べなければ大きくなれないなど、説明を通じて子どもの行動を促そうとするそうです。
このような説明を通じて、子どもの中に規範や規則が内面化しやすいのではないかと考えられているとのこと。

これは子供がイヤイヤ期に入るときに活かせそうかなと思いました。
親が淡々と説明することを頭にいれておけば、ムキになってイライラするのを防げそう…って実際はそんな上手くいかないんでしょうか…(笑)

自分で名付ける

夫婦別姓、つわり、産後、ワンオペ、世間からの風当たりの強さ・・・。
妊娠、出産、育児の中で絶え間なく押しよせる無数の理不尽に直面した筆者による子育てエッセイといった感じです。

エッセイということもあって読みやすかったです。
まぁあるやろな…私も実際に同じ状況やったらモヤモヤするやろうな…ということから、これはちょっと極端というか私はそこまで違和感ないけどなっていうことまで、色んなエピソードが書かれていて面白かったです。

子どもへのまなざし

著者が児童精神科医として働くなかでの様々な経験をふまえ、乳幼児期の育児の大切さを書いた本です。
1998年初版ということで、時代背景などは少し古いところもあるのですが、子供と関わり育てる上での基本的な考え方を学ぶことが出来たと思います。
読んだ本の中で1番勉強になりました。

この本で筆者は乳幼児における育児の重要性と責任について説きます。
そして何度も、赤ちゃんが親を信頼するようになることが大切だと述べていました。では赤ちゃんが親を信頼するにはどうすればよいか。それは赤ちゃんが望んだことは満たしてあげるということだそうです。過保護になるのでは?という声もありますが、決してやりすぎなことは無いそうです。
親が望みを満たしてくれる、そばにいてくれるという安心感によって自主性が生まれ、その自主性によって促された行動に親が反応することにより誇り、自己肯定感が育つのだそうです。

なるほど。これは子育てをする上で意識しておくと良さそうです。過保護に育てると我儘になって育てにくいと思って、厳しく言い聞かせる我慢させることをしそうになりますが、逆だったんですね。覚えておきたい考え方だと思いました。

他にも思いやりをもった子に育てるにはどうすればよいかということについても述べられていました。
思いやりをもった子に育てるは親が思いやりを持って行動すること
が大切である。そもそも思いやりとは何かというと筆者は「一緒に喜び悲しむ気持ち」だと書いています。また、思いやりを持つには幸せであってこそであり、幸せとは「感謝できること」だと書いています。

これは子育てに関わらず覚えておきたい素敵な考え方だなと思いました。
全体を通して、こういった精神面について述べられたことが多く、筆者の方の子どもへの温かい思いが伝わってきて、読んでいてもあったかい気持ちになりました。
書いていることは、よく考えたら当たり前というか至極当然のことかもしれないけれど、子どもを育てる上で大事にしたいことや考え方、心構えを改めて確認出来たような気がしました。

【改訂版】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

赤ちゃんのかなり具体的な育児書です。このメソッドを実行することで赤ちゃんのルーティンが定まり、授乳や夜泣きから解放されるといいます。
本には生後何週目には○時に何をするといったかなり具体的なスケジュールが書かれています。書いてることが多すぎて、また重複してる?と思う内容も多いので、正直読みにくいです(笑)

レビューをみても賛否両論ではあるのですが、ちょっと興味本位で試してみたい気持ちもあり、改めてメルカリで中古本を買いました。
読みながら自分なりにポイントまとめてみた方がよさそうです。

これキッチリ出来るんかな?完璧主義気味な私がやろうとして、もし上手くいかなかったら逆にストレスにならないかしら?と思ったりもしますが(笑)
試してみた結果はまたブログに書いてみたいなと思います。

ということで、ゴールデンウイークに読んだ本のご紹介でした。
ひとくちに育児書といってもジャンルとしては多岐にわたっているので、おかげで飽きることなく、借りた本は全て読むことができました。
お出かけは出来なかったけど充実したゴールデンウイークでした!

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