見出し画像

カザフスタンの古都Tarazでの偶然の出会い(2023年7月1日)


こんにちは、車でユーラシア大陸を横断してアフリカを目指しているまよりこです。

【これまでの経路】日本🇯🇵→韓国🇰🇷→カザフスタン🇰🇿→ウズベキスタン🇺🇿→カザフスタン🇰🇿

2023/7/1: Tashkent, Uzbekistan→Taraz, Kazakhstan

今日はカザフスタン🇰🇿に戻る日。
ウズベキスタン🇺🇿に別れを告げて、国境に向かった。
ウズベキスタンからカザフスタンに行く方面は、この間が嘘だったかのように空いている。
おそらく1時間前後で国境を越えることができた。

カザフスタンに戻ってくると、一気にガソリンが安くなったのと(100円/Lくらいから60円くらいに!日本の三分の一くらい!)、道路がとても綺麗でスピードが出せるようになった。

これから首都のアスタナを目指すのだけれど、今日は私たち夫婦がなんでだか気に入った古都の町Tarazに再び戻って車中泊することにした。

ショッピングモール
夕飯はスーパーのお惣菜。ビーツのサラダ、ローストチキン、お米など。


前回来たショッピングモールで21時ごろ夕飯を済ませて、まだ寝るまで時間があったので何をしようかと駐車場を歩いていると、私たちの真横の駐車場スペースにすごい勢いで車が駐車してきた。
おぉすごいな!😳という顔で驚いて振り向くと、向こうもその反応に気づいて笑い、やぁ!と話しかけてきた。
意外にもきれいな英語を話す男性と、ヒジャブを被った奥さんだった。
色々出身や旅のことを話し、今晩車で寝ることを話すと、出会って間もないのに、僕の家においでよ!と誘ってくれた。
悪い人ではなさそうなのでご厚意に甘えることに。

二人はこの素敵なモスクにお祈りした後、映画館へ

彼らは映画をこれから見るというので、その後待ち合わせて、車を誘導してもらってお家に行ってみると、そこには大きくて素敵なお家が!!

素敵なお家🥳

彼ら夫婦はダスタンとアルジャンといい、お父さんの三人でこの家に暮らしているらしい。

夕飯を済ませてお腹いっぱいだが、家までの途中でカップラーメンを買ってきてくれたらしく、お菓子やお茶まで色々用意してもてなしてくれた。

来客の時に出すという、ウマのミルクを試してみてよ、とにやにやしながら振る舞ってくれた。
かなり酸味の効いた味で、頑張っても飲み干すことができなかった。。。ごめんね😭

ダスタンは無理に飲まなくていいよいいよと笑ってくれた。

ダスタンは、コロナまではアメリカで語学留学したあと、数年アメリカでトラックドライバーをしていたらしい。
家族の病気やコロナの影響で日本に戻ってきて、去年アルジャンと結婚し、今アルジャンは妊娠2ヶ月とのこと。アルジャンはかなり控えめな性格で笑い方がとても可愛い。
お父さんは、寡黙だけれどかっこよく、笑顔がとても優しい。明日Tarazで過ごすなら、また泊まって行きなさい、と言ってくれた。

寝る前、リビングで夫婦二人はお祈りをしていた。
シャワーを浴びさせてもらう前、ダスタンは自分たちの信仰について色々話してくれた。
「イスラム教の教えでは、助けを必要としている人がいたら、必要なものを与えてあげるのが当たり前なんだ。だから気を使わずこの家で休んでくれ」
その温かい言葉を思い出しながら、そっとベッドルームのドアを閉めた。

おやすみなさい💤

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?