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駐車場を借りに入った高級ホテルで突然日本語で話しかけられた(2023年6月23日)

こんにちは、車でユーラシア大陸を横断してアフリカを目指しているまよりこです。

【これまでの経路】日本→韓国→カザフスタン→ウズベキスタン

2023/6/23: Tashkent, Uzbekistan

昨日は長い夜でタシケントにたどり着いた後、ようやく車中泊の場所を見つけたのだけれど、それが米系大手ホテルWyndham。
ロビーで宿泊しないけど駐車場に止めて車中泊して良いか許可を得た後、ホテルのトイレを使わせてもらった時のこと。

「日本人の方ですか?」(まだ私は数日ぶりだが)久しぶりの日本語で後ろから声をかけられびくっとしたが、振り返るとここで働いている従業員らしい。

話してみるとチャーミングな笑顔のダリルくんという名前の彼は、大学生で日本語・英語の語学専攻で、ここでアルバイトしているらしい。

「今から夜勤だが終わった後時間があるので明日(すでに今日)観光してあげるよ、日本人は珍しいので日本人と話したいし」と提案してくれました。

彼の好意に感謝し、明日起きて体力の余力があったら是非少しお願いしたいな、と伝えて別れた。

朝、思った以上に疲れは取れていたので、彼と待ち合わせをし、少しだけ市内を案内してもらった。
ロシアがソ連時代に作った歴史ある地下鉄に乗る。各駅でホームのデザインが異なり、欧米とはまた違う趣のデザインでとても素敵だ。
地下鉄で向かった先は、行きたいと思っていた歴史あるチョルスー・バザール。その国の食文化や国柄が垣間見れるので、どの国でもバザールやスーパーに行くのが私は大好き。

Chorsu Bazar

伝統的な衣装や、日用品、ドライフルーツやスパイス、生鮮食品まで一通り見て回った。ダレルくんが一つ一つとても上手な日本語で説明してくれる。
ナン売り場は窯でナンを焼いている様子を見せてもらい、ふかふかのナンができあがる香りが何とも言えない🥳
ブランチをここで食べようということになり、飲食コーナーにも足を運ぶ。
串焼きのシャシリクと、トマトベースのソースを絡めた餃子風パスタ、コーラをおなかに流し込むと、何とも言えない幸福感に満たされた。

シャシリクおじさん
味はトマトパスタのよう

そのあとはホテルの近くにある町の中心地ティムール広場周辺を散策しながら、ダリルくんとお互いのことや、ウズベキスタンと日本のことについて質問しあった。

彼は将来はホテル経営の仕事に就きたいそうだが、純粋に日本が好きなので、今日本の大学に留学するべく一生懸命勉強しているらしい。

なんとボクシング日本代表選手の通訳もしていたらしい。
カザフ語、ロシア語、英語の4か国語が話せる希望ある青年を日本の大学に行かせて良いのか、と思ってしまう自分もいるけど、また純粋無垢な彼に日本で会えるといいな、とも思っちゃう。

別れる間際にわかったのだけれど、彼は夜勤を経て、また14時からバイトのシフトに入るらしい。

「今は夏休みだからお金を貯めるんだ、気にしないで」というが、なんと申し訳ないことをしてしまったのかと反省しながら、彼の優しさに感謝しながら別れを告げた。

その後は今日の宿を探して一日を終えた。ウズベキスタンは入国後72時間以内に宿泊ホテルで滞在登録が義務付けられている。

よくある欧米人向けのホステルを見つけ、近郊のウズベク料理屋Anhorいうところで夕飯を済ませ、また充実した一日を終えた。

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