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MARVELが気になるけど、どれから見たらいいか悩んでいる人へ

こんばんは、真夜中です。

今年に入り「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(以下NWH)」が公開されましたね。すでにご覧になった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

僕はMARVEL作品全て見てます!!!みたいなコアなファンではないですが、アヴェンジャーズシリーズから見始め、それなりにキャラクター単品作品も見て、現行で走っているシリーズを結構楽しみにしてるくらいのファンです。ポケモン赤緑で言うところのカツラぐらいの立ち位置ですね。

と「冷静にMARVEL作品を楽しんでいますよ」というような感じですが、全くそんなことはなく、最新作を見るたびに(なんでこっ…んな面白い作品が作れるんだよ〜〜〜!!!!MARVELと同じ時代に生まれてよかった!!!!)と毎回劇場で下の写真のようになっています。

スパイダーマンNWHを見て自宅でもこうなってた

このMARVELシリーズ、世界中にファンがいて、面白い作品であることには間違いないと思うのですが、とにかく作品数が多い。


僕もそこまで詳しいわけではないのですが、元々アメリカンコミック「マーベル・コミック」から始まっているので、さらっと調べても気が遠くなるほど数があります。それだけ愛されているシリーズだということなのですが。


まあ僕も冒頭にお話ししたスパイダーマンNWHがあんまりにも面白かったので、「みんな!!!!MARVELシリーズを見てくれ!!!!!絶対後悔しないから!!!!!!」と道ゆく人全員におすすめしたいと思ってます。


しかし、作品数が多いシリーズは「今やってるやつから見ても話あんまわからないんだろうな〜」とか「やっぱり楽しむためには最初から、もしくは重要な作品から見た方がいいんだろうな〜」という「ガンダム見るならやっぱり1stから見ないとダメだよね現象」が起きてしまい、尻込みしてしまう…という方も結構いるんじゃないでしょうか。


まあ、気持ちはわかります。そりゃガンダムUCを見るなら逆襲のシャアは見てほしいし、そんならZガンダムも見てほしいし、ちょっと逸れるけど0083も見てほしいし、それこそ1stから見てくれや!!!と僕も思います。何故ならその方が見ていて関連性に気付けるから。


しかし、敢えて言おう。それはあくまで勧める側の意見であって、見る側の意見ではない!!と!!!


というわけで今回は「もしMARVELシリーズを見てみたいなと思っている人は、現行やっているスパイダーマンNWHから入るのがちょうどいいかも!」というお話をしたいと思います。

☆まずもってのご注意

昨今のSNSの普及で「ネタバレ」に対する忌避感は凄まじいものがありますので、その状況を鑑みて事前に僕がこれから書く内容の注意事項を記載します。

まず、対象は「MARVELシリーズのCMとかは見ていてふわっとこういう話なのかな?くらいはわかる方」を想定しています。

そして、記事を読むことで「NWHをとっかかりにして、こんなにもMARVELの世界が広がっているのか!」と感じてもらえるような記事にするつもりです。

「ネタバレ」に関するスタンスは人それぞれかと思いますが、僕は「ネタバレは、人が興味を持って作品を見るまでのエネルギーを作り出す要素の一つ」と考えています。

その為、NWHのネタバレ…なんですけど「こういう話なんだ!」と興味を持ってもらいたい!という気持ちで記事を書きます。

しかし、物語のオチまでは触れません。
そこまで話すと単純に映画の解説なので…。

「どこまでがネタバレではなく、どこからがネタバレなのか」という個人の主観が大いに関わる部分ですので、はっきりと線引きをするのは非常に難しいことだと考えています。

繰り返しになりますが、僕としては「MARVEL作品ほとんど知らないけど、面白そうだし今やってるスパイダーマンから見てみよっかな!」と感じていただけるように書いていきたいと思います。

最終的には個人の判断となりますので、非常に恐縮ではありますが、この気持ちを汲んでいただけるのであればこの先を是非お読みください。

■とは言えある程度見てからNWHへ挑みたい方へ


この「MARVEL系はここを見ておけ!」という話題は多分僕が話さなくとも、周りのMARVEL好きな友人やそれこそインターネットで調べれば出てくるかと思いますので、どれくらい映画作品があるのかと、参考までに僕自身がどれくらいシリーズを見ているかを触れておきたいと思います。

とりあえずもう最新作NWHの話を聞きたいと言う方は次の次の章「で、どんな話?」からお読みください。


では、まずは一度全ての作品を見てみましょうか。(引用元:ウィキペディア)

フェーズ1〜3で23作品。真夜中は17作品見てますね(緑のマーク)。

わかってたけど多いな。ていうか結構僕見てますね。


まあでもそういうことなんです。映画なので1作品1.5時間〜2.5時間くらいはかかります。
1日1本ずつ見ても23日かかるわけで…これを「最初から見てNWHまで辿り着け!」ってのはかなり過酷ですね。


さらに言うとここから先の「フェーズ4」が現在走っているシリーズですが、そこも既に数作上映されています。

こっちはNWHしか見てないですね。

フェーズ4以降の「★」付き作品はドラマ・アニメ媒体です。


僕はアニメ・ドラマ作品はなんとなく見てません。一本の映画で「うおーっ」ってなりたいタイプなので。まあ今後見る可能性はありますが…。

結果、フェーズ1−3で23作品、フェーズ4で9作品なので、合計32作品ですね。
うーんこれはなかなか厳しい。

あ、ここには載ってないですが「ヴェノム」「ヴェノム/レット・ゼア・ビー・カーネイジ」は見ました。カーネイジめちゃくちゃ面白かった…。


さて、どれを見ればいいか論争は人によって違うと思いますので、超個人的な主観で「これは見といた方がいい」and「普通に作品として面白い」という作品を選ぶとしたら以下。ご参考までに。

①アイアンマン

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の1作目なのでこれは見ておいた方がいいと思います。話もシンプルで主人公:トニー・スタークの心境の変化、努力、環境の変化がしっかり描かれているので面白いです。

あと個人的にアイアンマンというかトニー・スタークが好きなので…。

②アヴェンジャーズ

「日本よ、これが映画だ」という煽りで有名なやつ。パロAVもありましたね。

簡単にいうと地球がヤバい奴らに侵略されそうなのでマーベルヒーローたちが収集されて「アヴェンジャーズ」というチームになるという話。話がわかりやすいです。

ヒーロー達は我が強すぎて普通に仲悪かったりするので、その辺りがアヴェンジャーズシリーズの面白さかも。

とりあえず主要キャラが登場するので、逆にこれから見て興味持ったキャラの単品作品を見るってのも良いと思います。

③アヴェンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

アヴェンジャーズシリーズとして銘打たれた作品の2作目。

アヴェンジャーズの一人がやべえ奴を生み出してしまってそいつが人類滅亡みたいなことを考え出すのでなんとか止めるみたいな話。

ヒーローごとの考え方の違いで決別しかけるので、この辺からアヴェンジャーズ内での人間模様が結構ドロドロしてくる印象。かつカップリング(と言っていいのか)がはっきりしてくる。

時系列的にはアヴェンジャーズとウルトロンの間に「アイアンマン3」が挟まるので、アイアンマン見て気に入ったって人は3を見ると話が深まるかも。

④シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

アイアンマンとキャプテン・アメリカがある理由で対立する話。まあ元々そんな仲良しでもないんだけど。
中盤〜終盤にかけての山場という感じで、話は重いっていうか深刻なんだけど、じっくり見たくなる作品。

ここから新ヒーロー達がわいわい出てきて、スパイダーマンもここから参戦。
キャラをちゃんと把握すると楽しくなってきます。

⑤スパイダーマン/ホームカミング

④で登場したスパイダーマンの単品1作目。

スパイダーマンシリーズは色々あった(後述)んだけど、心機一転で基本的には明るく楽しく主人公:ピーター・パーカーが成長していく物語。

まだ若いピーターがトニー・スタークの助言とかシビアな戦いの中で大人になっていくのでそういう成長系が好きな人はハマると思う。

⑥アヴェンジャーズ/インフィニティー・ウォー
⑦アヴェンジャーズ/エンドゲーム

おめでとうございます、ここまで見ればあなたはもうMARVELにどっぷり浸かったと言っても問題ないでしょう。完全に二本立てです。

多くは語りませんが、フェーズ1−3の集大成となる2本です。世界で一番見られた映画じゃなかったでしたっけ。お楽しみに。

⑧スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム

一区切りがついたその後の話ですね。ここからフェーズ4への動きが色々生まれて、NWHに繋がっていく…という感じです。

8作品お話ししました。こんなところですかね。
繰り返しますがあくまで僕の主観なので、ぶっちゃけ言えばどれから見てもいいと思います。

何故ならよくわかんない状況で見る作品って自分の興味あるシーンしか記憶に残らないんですよね。

だからアヴェンジャーズシリーズから見て好きなヒーロー見つけるのがいいかもしんないし、なんなら時系列で言うと最初の「キャプテン・アメリカ/ザ・ファーストアベンジャー」から見てもいいし…

小説も最後から読む人がいるくらいですし、ここまで話しといてなんだって話ですが、見方は自由ですからね。あくまで僕の場合はこれかなあ、ってところです。ご参考までに。

■スパイダーマンNWHからおすすめする理由は?

© 2021 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved
© 2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.


さて、徐々に本題に迫っていきます。
いやもう本題でいいって?もうちょっと聞いてくれよ。友達だろ?


で、しつこいようですが、ここからの話は「MARVELシリーズの存在は知ってるけど作品を見たことはなくて、見てみたいと思ってるけどどっから手をつけたらいいのか悩んでいる人」向けに現在上映されているスパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム(NWH)をおすすめするというものです。


まずは「何故僕がスパイダーマンNWHを入り口としておすすめするか?」という理由をいくつか紹介します。その後本題ということでどうぞ。

①今やってるから!

そのままです。当たり前ですが、映画は映画館で見た方が楽しいです。


そのため、絶賛今やっているスパイダーマンNWHから見て「思ってたより面白かった!!!他のMARVEL作品も見てみるか!!」というエネルギーを得るのが一番良いと僕は思います。

正確な上映期間はわからないですが、今の感じだと2月末くらいまではやってるんじゃないでしょうか。

2月末までに先ほどあげたようなMARVELの主要作品に触れてからNWHを見るのも当然ありだとは思いますが、結構大変っていうか作業的になっちゃうかと思うので、そんならもう劇場行っちゃった方がいいかな、と単にそういう理由ですね。


まあこの辺は
「仮面ライダーどこから見ればいい?」⇨「まず今やってるやつを見てくれ」
ってのに近いですかね。結局オンタイムでやってるやつが入口になりやすいってことです。僕は仮面ライダー龍騎とビルドが好きです。いやフォーゼと555も好きかな…。

②最大のネタバレを作中で(ほぼ)触れない

NWH自体が前作の引きからスタートするので、話の途中から見ることにはなるのですが「今どういう状況なのか」は理解できると思います。あとこの後ざっくり説明します。

で、そこはともかくとしてですね。

前章でお話ししたMARVELシリーズですが、本当に最後の最後でめちゃくちゃ衝撃的な事件が起きてフェーズ3が終わる構成になっているんです。

本当かどうか知りませんが、フェーズ3らへんの作品を見てインドかどこかでショック死した人がいるとかいないとか。

その事件の真偽はともかく、その事件後の話がフェーズ4となるわけですが、フェーズ4初期作品はどうしてもその事件にある程度触れてしまうんですよね。触れざるをえないというか。

だから、NWH以前のスパイダーマンは「ある程度のMARVEL作品履修」が前提条件となっていたんですが、NWHはその最大のネタバレにほとんど触れません。

僕の感覚的には1%だけ触れるシーンがあったと思いますが、これはマジで今まで見てた人じゃないとわからないレベルだと思います。

NWHを見てMARVELに触れ始めたとして、また後々NWHを見た時に「あっこのシーンか」となるはずなので、その面からもおすすめしやすいなと思っています。

③話がコミカル寄りであること

MARVELシリーズは主人公キャラによって作品のコミカル〜シリアス度合いが変わると僕は思っていて、例えばキャプテン・アメリカのシリーズはキャップ(キャプテン・アメリカの愛称)のその誠実な人柄を表すかのようにほぼ全編真面目です。

逆にアイアンマン、ガーディアンオブギャラクシー、アントマンあたりは主人公が結構コミカル(な部分もある)なので、本編の中でも笑えるシーンが結構あります。

そしてスパイダーマンシリーズはかなりコミカル寄り。かつシリアスとのメリハリがはっきりしています。

当然作品によっては割合が微妙に違うと思いますが、ことNWHにおいては、コミカル:シリアス=6:4くらいじゃないかな?と僕は思いました。

前半はコミカル、中盤シリアスが続き、後半はシリアスながらもコミカルという割合だったかなと思うので、見ててずっしり疲れてくる映画ではなかったです。

多分スパイダーマンの知識があまりない方も、スパイダーマン/ピーター・パーカーの人柄の良さを感じられる映画になっているのではないでしょうか。

以上、 NWHからおすすめできると思った理由でした。
それではいよいよ話の大筋にふれていきましょう。

■で、どんな話?

ではいよいよ本題です。

①あらすじ

まず主人公のピーター・パーカーくんですが、彼は特殊な蜘蛛に噛まれたことから蜘蛛のような能力が発現しており(※諸説あります)「スパイダーマン」としてニューヨークで起こる犯罪行為を食い止めたり、道案内をしたりと自警活動をしていました。


それをアヴェンジャーズのトニー・スターク/アイアンマンが見初め、なんだかんだでアヴェンジャーズの一員となります。
(シビル・ウォー 〜 ホーム・カミング)


危険が伴うヒーローとしてやっていくためには「スパイダーマン=ピーター・パーカー」と世間から認知されるのは、周りに迷惑もかかるし絶対にだめ。

当然ピーターも注意してスパイダーマン活動をしてきましたが、戦ったヴィラン(敵)によって、全世界に「スパイダーマンはピーター・パーカーだ!!!」とバラされてしまいます(ファー・フロム・ホーム)。

マジやべえ!!!どうすんの?!?!というところから話が始まります。

正体バレによって様々困ったことが起こってしまうピーター。
悩んだ彼は、アヴェンジャーズ繋がりで知り合った魔術師ドクター・ストレンジならば、なんとかしてくれるのでは?と相談します。


受け入れてくれたストレンジですが、彼が取った方法は「世界中全ての人間がスパイダーマン=ピーターであることを忘れる」という魔術を使うこと。
それを聞いたピーターは魔術行使の直前で「自分に近しい友人達や家族の記憶は残してほしい」と懇願します。


結果的にその条件の追加が魔術を複雑にしてしまい「様々な世界からスパイダーマンをピーターだと知る存在」を呼び寄せてしまい、さらに大きなトラブルを引き起こすことに…。


というわけで「正体バレしたスパイダーマン=ピーター・パーカーが、正体バレをなかったことにするため頑張る」という話です。NWH。

②ここがすごいよNWH

あらすじはご理解いただけましたでしょうか。ざっくりですが超複雑!って感じの話ではないです。

ではここからがネタバレとなる内容です。


このスパイダーマンNWHで最もすごいところ、それは

「スパイダーマンが3人出ること」

です。


「え??」って思いました?意味わかんないですよね。三つ子ってこと?まあ言い方を変えればそうかもしれませんが…順番に説明します。


https://youtu.be/w86PoS0e0XI


NWHの予告編(↑)を見てもらうと、最後の方に丸サングラスの気さくそうなおじさんが挨拶してると思うんですが、これは過去に上映されたスパイダーマン映画のヴィラン(敵)なんです。


つまり、先ほどのあらすじでも触れている「様々な世界からスパイダーマンをピーターだと知る存在を呼び寄せてしまう」=「過去に戦ってきたヴィランを呼び寄せてしまう」となってしまったわけですね。


仮面ライダーで言えば、今やってるライダーの世界に歴代先輩ライダーが苦戦してきた怪人たちが集結しちゃうみたいな感じです。そりゃやべえよと。


その歴代ヴィランたちは過去映画の中でスパイダーマンに追い詰められた状況から、現NWHの世界へ招集されたわけなので、スパイダーマンに敵意を持っており、当然のようにバチバチに攻撃をしてきます。


ただし、 NWHスパイダーマンとは初対面。顔も知らない気さくそうなグラサンおじさんに攻撃されて困惑しつつも対応していきます。


そして結果的には「招集されてしまったヴィランたちを元の世界に戻す」ことが最優先の問題となります。



ここで少し違和感を覚えた方がいらっしゃるかもしれません。
僕は今ヴィランたちが「NWHスパイダーマンとは初対面」と表現しました。

そう、歴代のヴィランが出てきたということは、NWHスパイダーマンとも知り合いで「お、お前はあの時の…!!破壊したはずでは…?!」というリアクションを取るのが自然な流れなのですが、そうはなりません。


その理由は、NWHスパイダーマンと過去作のスパイダーマンは別作品として整理されており、スパイダーマン/ピーター・パーカーは複数人存在しているからです。


実はスパイダーマンは過去に二度シリーズとして映画化されています。それが以下。

①スパイダーマン(2002年公開)=ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)
 ⇨スパイダーマン1〜3まで上映される(Amazon primeとかで見られるよ)。

②アメイジング・スパイダーマン(2012年公開)=ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)
 ⇨アメスパ2まで上映される(同じくみられるよ)。

深い事情は僕も知りませんが、所謂大人の事情ってやつで実質的に打ち切りになったという感じです(深い事情をご存知の方へ:雑駁な説明で申し訳ない)。


僕個人としても、①のスパイダーマンを当時見た記憶があって、②のアメスパは見ず過ごし、MARVELシリーズにハマり、シビル・ウォーを見た時にスパイダーマンが登場して「あれ??そういやスパイダーマンって今までなんでいなかったの??」と思うと同時に「俳優違うくない??」と思ってました。


大人の事情が絡む中、MCUにスパイダーマンが登場したことで、①スパイダーマン、②スパイダーマンに続き、③スパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)が誕生したわけです。めちゃくちゃややこしいですねこれ。


また仮面ライダーで例えると、仮面ライダー1号と2号は作品としては存在しているけど、別会社が制作していて共存させられない。さらに別会社が仮面ライダーV3を製作したので仮面ライダー1号・2号・V3を同時出演させることは利権関係からできなくなってしまった。ということです。


しかしスパイダーマンというヒーローははちゃめちゃに人気が高いシリーズ。

そもそも昔からファンの方にとっては、すでにややこしい状況でMCUにスパイダーマンが参戦したというだけで狂喜乱舞ものだと思うのですが、反面「過去作のスパイダーマンたちはなかったことにされてしまうのかな…」と寂しい思いもされたんじゃないでしょうか。


僕もそういう関係は素人ですが、こういう利権関係って本当に難しい問題なんだと思うんですよね。
実現させれば本当に多くの人が喜ぶのはわかってるんだろうけど、様々な問題が複雑に絡み合って「やりたいけどできない」って気持ちがめちゃくちゃありそうで。


僕だってスマブラの最終キャラは「マリオRPGのジーノ」だったらめちゃくちゃ喜んでましたよ。
だってクラウドとセフィロス出たんだもん、「スクエニとのわだかまりというかあれこれは解消されたのかな?!?!?」って思うじゃん!!だからスーファミの名作であるマリオRPG(任天堂とスクウェアの同時開発)がスマブラに来るかも!!!って思うじゃん。でもMiiファイターでジーノコスが出てしまったじゃん…。

と思ってる中で、ジーノ以上に高難易度のソラが参戦してしまったので僕は何も言えませんでした。

それはともかくですね、MCUはそれと同等レベルかそれ以上のハードルを「スパイダーマン NWH」で見事クリアしました。

つまり、スパイダーマンが3人出る=過去のあれこれをなんとかして「ちゃんと一本の道として整理しました」というめちゃくちゃすごいことなんです!!!!



まあ察しの良い方ならば、予告編で過去作ヴィランの登場が発覚した時点で「もしかしたら過去のスパイダーマンも出るんじゃ…?!」と思われていたかもしれませんね。

僕は正直予告を見た段階ではスパイダーマンまで出ると思ってませんでした。

それが出るんですよ。
そして何がすごいって全員オリジナルキャストなんですよ!!!!こりゃすげえや!!!!


仮面ライダーで言えば(また??)、ディケイドの時とかに歴代ライダーの世界に行ってあれこれしたりしてましたが、どうしても当時の俳優さんは様々な事情で登場できず、新キャストとして変身したりというのがありましたが、数年の時を経てジオウではオリジナルキャストが登場したりしましたよね、まさにそんな感じです。


当然数年どころか数十年前当時の俳優さんが出ますので、年齢も上がった状態ではありますが、それが逆にすごく深みがあって、そして何より最も新しい③スパイダーマン(トム・ホランド)に対して、①・②スパイダーマンが先輩という立ち位置からアドバイスするシーンがあったりするので、もうめちゃくちゃ感動します。


その他、今までの間にファンの間でネタにされていたテーマが軽妙に盛り込まれていたり、逆に①・②のスパイダーマンが悔やんでも悔やみきれないような出来事を成就させるような描き方がされたりと、本当に今までスパイダーマンを愛してきた人たちへのサービスが多いと思います。


僕はアメスパ、スパイダーマン2・3は見てなかったですけど、それでもめちゃくちゃ感動して、家帰ってすぐスパイダーマンシリーズを見返しました。この記事を書き終えたらNWHはもう一度見に行く予定です。


もちろん、意見として「スパイダーマンシリーズを見返してから行け!」というものはありますし、めちゃくちゃそれは理解できます。


ただ、僕はそれを差し引いても、めちゃくちゃに感情を揺さぶられて過去の作品を見返すエネルギーを多大に受け取れる映画だと思いました。


なので「MARVELそんなに知らないけどどっから見ようかなと迷っている人は、スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームから見るので全然大丈夫!!!」と大声で言いたいわけですね。わかっていただけましたでしょうか…。

さらにNWHは話も転換点というか、「ここからまた新しい話が始まるんだな」とワクワクさせてくれる終わり方ですし、初めてNWHから入った方には「話の中であったここってどういうことなんだろう?」といい雰囲気で思わせてくれる部分があります。

そういった面でも、NWHは未来への期待・わくわくと過去への興味を同時に与えてくれる素晴らしい作品だと思い、今回紹介させていただきました。

■最後に

後半になるにつれてテンションが上がってしまい、結局怪文書になってしまいました。すいません。
MCUは好きなんですが、めちゃくちゃ正確・深い知識を持っているわけではないと思いますので、その辺はご容赦いただければと思います。なにかあれば優しくご指摘ください。


まあでもやっぱり感情が高まってそれを文章にまとめるというのはいいですよね。ちょっと気がふれてないとできない芸当だと自分でも思います。


かなり長い記事になってしまいましたが、この記事を読んで「おもしろそうだしちょっとNWH見てみるか…」と感じていただける方が1人でも増えると嬉しいです。
そして僕と感想をぶつけあいましょう。酒を飲みながら。


ちなみにヘッダーにしている写真は「アヴェンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」と「同/インフィニティ・ウォー」を見たテンションで買ったアイアンマンとアイアンマン/ハルクバスター2です。


手前にいるのは立神あおい/キュアジェラートのフィギュアですね。結構お気に入りなので全体写真を貼っておきます。

ハルクバスター2を紹介するアイアンマンとそれを見るキュアジェラート



ではまた。


真夜中


◆実は質問箱を作ってました(最近言うの忘れてた)

怪文書の感想でも、勧めた作品を実際見てみての感想でも、悩み事でもなんでも送ってもらえれば嬉しいです。よろしくどうぞ。

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