見出し画像

失敗から学ぶは学ばない

失敗から学ぶ、そんなことありゃしない。なんてことを僕は思っていません。

失敗から学ぶ事は確かだと思う。脳みそに失敗というエラーを記入することで、次は起きないようにする、成功に近づこうとする。

例えば、僕はこの間、4歳児くらいの子どもにあったとき。彼は、自分より大きな岩をよじ登ろうとしていた。何回も何回もチャレンジするも失敗。失敗を繰り返すたびに、足や手のおきばを変えながら最終的には上に。つまり、失敗を積み重ねながら学んで、成功を勝ち取ったのだ。

他人の失敗を見て学ぼうとすることも同じくだと思う。他人の失敗をコピーしないようにすることはつまり、失敗から学び、自分は成功する、ないし、ミスしないようにする。同じように他人の成功体験もコピーできる。

しかし、あたかもこの雑記のタイトルは、逆のことを告げているように読める。僕がこのタイトルをつけた理由はただ一つ、失敗から学ぼうとしている失敗からは大して学ばないのではないだろうかという仮定。なぜならその際に目指しているものは失敗なのだから。

例えば、さっきの子ども。岩の上に登るという目的のために失敗があるが故、失敗を糧にすることができた。ただ、失敗した際に、その目的を忘れ、失敗しても大丈夫、次はこれをしないようにしようと思っているばかり、ないしはその思考を繰り返すばかりでは、いつの間にか失敗しても大丈夫という言葉が方法ではなく目的になってしまうような気がする。

また、失敗してもすぐに切り替えて、失敗から学べるから平気って思うことも、その後の目的へ遠回りしているのではないのかなということも思ったり思わなかったり。

ただその思考自体を否定しようっていうつもりはない。なんなら、人生における成功とは何なのかなんてことも分からないんだし、その失敗(と思われること)から常に学ぶことを楽しめるなら別に悪くないんじゃないかななんても。ただし、失敗はしょうがないからといって、他人を傷つけるようなことは、他人に迷惑なので辞めた方がいいと思う。

そんな感じ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?