BtoB企業がYouTubeチャンネルを立ち上げるためにやったこと
みなさん、こんにちは!
予実管理クラウドDIGGLEのまよもり(@mayomori5)です!
予実管理についてスキマ時間で学べるチャンネル「予実管理チャンネル」を2024年8月に立ち上げ、予実管理について学べるコンテンツを毎月2本発信しています。
チャンネルを立ち上げて約5ヶ月ほど経過し、視聴回数やチャンネル登録者数が徐々に伸びてきています。一方で立ち上げまではかなり手探りで、毎月2本公開するのすら本当にできるのか…?と思っていました。
そこで今回は、BtoBマーケティングとしてYouTubeチャンネルを立ち上げるためにやったことについて紹介します。これからチャンネルを立ち上げようと思っている方、実際にどんな準備が必要なのか知りたい方のお役立ちができたらうれしいです。
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YouTubeを立ち上げた理由
そもそもなんでYouTubeをやろうと思ったのか。結論からいうと、YouTubeを通して、DIGGLEの認知度や「予実管理ならDIGGLE」という第一想起を獲得できる可能性を感じたからです。
直近で弊社が行った調査によると、予実管理に課題を持つ人は86%程度存在しているといわれています。基本的に業務範囲が幅広く多忙であるため、学ぶ機会が限られており、相談できる人もなかなかいないという声もよくお聞きします。
YouTubeでも予実管理のエクセルに関する情報や、経営企画のキャリアについて解説されている動画はありますが、予実管理というカテゴリーで継続的に発信しているBtoB企業のチャンネルはありませんでした。
そこで、予実管理についてスキマ時間で学べて、予実管理に関わる知識を体系的に得られるチャンネルを作ることになりました。
YouTubeを立ち上げるためにやったこと
チャンネルの方針を固める
まずは、根幹となるチャンネルの方針を決めましょう。
具体的には、だれの・なにを・どのように解決するチャンネルとするのかを決めるのが大事です。
実際に予実管理チャンネルでは、以下のように方針を定めています。
予実管理に関わる方のなかには、ずっと経営企画部門に携わってきた人だけではなく、営業など他部署から異動してきた人もいます。そういう方がいざ業務を進めようと思ったときに、忙しいなかでも予実管理について知識を学べる場所として、予実管理チャンネルの方針を決定しました。
出演者としてモデレーター、スピーカーを見つける
チャンネルの方針が決まったら、YouTubeに出演してくれる人を探しましょう。予実管理チャンネルの場合は、モデレーターとスピーカーという2つの役割に分けて、どちらも基本的には社内メンバーにお願いしています。
それぞれの役割としては、モデレーターは進行とスピーカーへの深堀りを行い、スピーカーはモデレーターからの質問へ解説していくという形にしています。一人が話す講義形式よりも、二人の会話形式にすることでより親しみやすく視聴してもらえるのではないかと思いこのような役割分担を行っています。
撮影に必要な機材をそろえる
撮影は自分たちで行うことにしたので、チャンネル立ち上げにあたり、以下の機材を購入しました。
iPhone15 Pro
最初はカメラの購入も検討したのですが、今後YouTube施策を担当するメンバーが加わったり変更したりした場合に、はじめてでもなるべく取り扱いがしやすいようにと、iPhoneで撮影することにしました。
また、音声はあとから編集することが難しい部分でもあるので、ノイズが入らないようにマイクは必需品として用意しました。
動画編集業務をお願いできる人を見つける
予実管理チャンネルでは、企画や撮影までは自分たちで行っていますが、動画編集は一定の時間が必要であり、専門的な領域でもあるので、業務委託で編集者の方にお願いしています。
複数名の動画編集候補者の方と主に以下2つの軸でお話しして、最終的にお願いする方を決定しました。
BtoB企業の動画編集をしたご経験があるか
動画編集にくわえて、チャンネルとしてのコンテンツ内容や数値改善についてもご相談できるか
一言で動画編集といっても、その動画のカテゴリは多岐に渡ります。さらにBtoB企業の動画でも、例えばサービスを紹介する動画なのか、顧客インタビューの動画なのかなど、目的やテイストは大きく異なります。
近しい動画を編集したご経験があれば、実際にご依頼したときの動画イメージもわきやすくなります。
また、YouTubeチャンネルというはじめての取り組みだったので、動画を公開してからの数値の良し悪しや基準となる考え方について、ただ動画編集を依頼するだけではなく、同じプロジェクトメンバーとして相談できるかどうかも重視していました。
構成案、台本、カンペを作成する
実際に撮影するときは、事前に以下の3つを用意しています。
構成案
台本
カンペ
記事を作成するときと同じようにまずは構成案として動画の骨組みを作ります。最終的には概要欄にチャプターとして記載されているような内容です。
構成案を作成した段階で、モデレーター、スピーカーにも共有し、撮影テーマや実際に話す内容の方向性についてすり合わせを行っています。
ここでテーマの方向性について違和感がないか、追加で補足できそうな内容はないかなど、大枠のイメージを共通認識としてもっておくことで、あとからの修正を減らすことができます。
構成案をさらに肉付けし、各パートでどんな話をしていくのか、詳細をまとめたものを台本として作成しています。
モデレーターが投げかける質問と、スピーカーからの解説といったような、Q&Aに近い形でまとめています。台本は印刷しておくと、当日の撮影のときに手元ですぐに確認できたり、流れを変更する際に書き込みができて便利です。
台本の内容を当日ディスプレイで投影できるようにカンペも作成しています。撮影するときは目線が下がり気味になってしまいがちなので、カメラと同じ位置にカンペを用意し、モデレーター、スピーカーの視線を固定したり、内容を覚える負担を減らすために活用しています。
YouTubeチャンネルのアカウントを作成する
最後に動画を投稿するYouTubeアカウントを作成しましょう。どんなチャンネル名にするのか、ロゴアイコンにはどの画像を使うのか、事前に決めておくとスムーズです。
また、動画の概要欄にリンクを設置するためには、YouTubeの設定で、上級者機能が必要となります。認証が通るまでには通常24時間かかるため、動画公開日よりを余裕をもってアカウントを作っておくと安心です。
(※2024年12月時点の情報となります。設定方法が変更されている可能性がありますので、詳細はYouTubeヘルプページをご確認ください)
まずは継続的に発信しつづけられる環境を作る
今回はBtoB企業がYouTubeチャンネルを立ち上げるときにやったことをご紹介しました。
チャンネル運営では、継続的に動画を発信し続けられる体制を作ることが重要になります。これからチャンネル運営をはじめようと思っている方の参考になればうれしいです!
B2Bマーケティングアドベントカレンダーの9日目は、きぬこ@海外ウェビナーさんです!お楽しみに!