意外としっかり見られてるよって話

なにか意見やアドバイスを求められたとき、自分の助言を受け入れて行動に移しているかどうかまでしっかり見てるよという話をきいたとき、あ、まずいなと瞬間的に思った。

わたしがだれかに質問するときには、だいたい2つのパターンがある。

1つめのパターンは、ほんとうにどうしていいのかわからなくて、助言を求めているとき。この場合、わたしは相手からもらった意見を素直に聞き入れる状態にあって、なんら問題はない。

やっかいなのは2つめのパターンで、自分の意見はすでに決まっているにもかかわらず、相手からの賛同を得るためだけに質問してしまうときだ。どっちの服が似合う？と訊いているが、すでに自分のなかで答えは決まっているという、まさにあれだ。

相手の意見と一致していればなんの問題もないが、自分と相手の意見がちがうことももちろんある。
わたしはすでに自分の意見が決まったあとで、周りからのアドバイスによって意見が変わることはあまりない。わたしの意志はやっぱり強いんだなと悦に入ることさえある。

でも、相手からしてみれば、せっかく助言したのに意見は聞き入れられず、相談に乗った時間がムダだったと思うだろう。そして相手からの信頼を失うことになる。

相手に共感してほしいためだけの質問ならしない、質問した以上は必ず行動にうつすと、きっぱり決められる潔さが、わたしにはまだまだ足りないなと思う。