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再会を繋げて佐渡に辿りついた話

先週の金曜日から3年以上会えてなかった人たちとの毎日連続で会えた5日間の話です。

金曜日の漆田さん(4年ぶり)仙台

この日は宮城仙台で豚山の凄い量のチャーシューを食べてからnoteの書き方講習会へ参加という無謀な挑戦をしたあと、会場近くの居酒屋へ向かいました。

ここで待ち合わせていたのがNPO法人メディアージの漆田くん。動画制作やラジオ配信などを行っている彼とは、コロナ禍前の仙台のまちづくり勉強会で講師をした時にスタッフの漆田くんと出会い、その後もウチの宿に来てくれたりしてたんだけど、互いに子供が産まれてからなかなか時間合わせて逢える機会がとれていませんでした。

講習会場が彼の家の近くだったので連絡したところ時間取れるとのことで、おすすめのお店・周平本店へ。

名物の炙りシメサバを、溶接場のように楽しみながら、資本主義に向いてない人の働き方はどうすればいいのかを閉店まで語りあいました。
うちの宿でカタンしながら飲んでから4年ぶりの再会を楽しんだ夜でした。

4年前は漆田くんたちとタラを買って食べた

土曜日の武田さん(7年ぶり)秋田


元ゲーム会社の社員ながら、秋田でシェアビレッジという取り組みを生み出し、その後は都内でおにぎり屋さんやお粥屋さんを展開していった起業家の武田昌弘さんが山形大学の起業向け講座講師で来ていたので、仙台から山形戻ったらタイミングで逢えることに。

つぎの講義まで2時間ヒマってことで合流

7年前に空き家リノベーションの講演で一緒に登壇して依頼の再開だったけれど、お互いの引越しやフィールドの変化、今の歳だからできることなんかを、おっさん2人がケーキ屋でショートケーキ食べながら熱心に話す姿はシュールでした。

ガトーフレーズのショートケーキはちょっとクリームがゆるく変わってて少し残念。でもコーヒー安いの。

武田さんは企画をゲームに例えて話しても瞬時に理解して貰えるので、ロックマンやメダロットに例えながら、今やってやるドキュメンタリー映画の仕事にいろいろアドバイスを貰えて大変ありがたい時間を過ごせました。

日曜日の髙橋さん(10年ぶり)山形

日曜日は山形県主催で、地元の若者たちの県への要望を集めるミーティングイベント・YYミーティングが開催されました。

僕は若者たちの意見集約をはかるテーブルファシリテーターの仕事で参加しました。

ミーティングの様子

同じ仕事で一緒だった髙橋さんが、10年前に山形若者大賞を受賞した時の、イベント運営をしていた会社の方でした。

まだこの時は僕も若者枠にいたことと、会場でドラム叩いていたので印象的に残っていたのが髙橋さん。なんと昨年に独立して起業していたので、10年ぶりの再会と、お互い同じ個人事業主になった運命を笑いながら、この日は若者のためのお仕事をしました。

若者たちの要望としては、インフルエンサーを使った山形ブランドの発信&イベント創設の要望が多かったのが印象的でした。

若者たちが安心してのっかれるタレント的な情報発信者の存在を求めていること。または、そんな存在に自分たちがなろうとしている事へのハングリーさを感じました。

月曜日の小林さん(9年ぶり)新潟

月曜日、朝日町の学校オフィスを施錠したあとに急ぎむかったのたは新潟市。翌朝から佐渡へ向かうための前泊で港の近くに泊まるためです。

せっかく新潟での夜なので、新潟ー秋田までの地域情報マガジンLife -magを作成していた小林弘樹さんに連絡。

僕のオフィスがまだ朝日町役場の隣にあった頃に取材を受けて以来だったので、9年ぶりの再会でした。

当日小林さんに撮ってもらった写真だけど、このまま雑誌に載ったやつ。

当時は車にテントを積んで、野外泊しながら日本海側を取材して旅をするっていうワイルドな活動していた小林さんは、9年たって新潟市議になっていました。

ただ、地域に対してやってみたい挑戦はあの頃のままで、僕のスキマクラス2.5組でのローカルリベラルアーツ教育や、学童保育づくりなどの報告をすると、ご自身が構想しているオルタナティブスクールのアイデアなど語ってくれました。

またお互いの想いをカタチにしていく経過報告をしていきましょうと話して、新潟駅で別れたのでした。

火曜日の池田さん(8年ぶり)佐渡

朝9時、新潟港からジェットホイルという船に乗ると、1時間で佐渡島へ到着。

この日は地域おこし協力隊研修で、ドキュメンタリー映画つぎの民話の上映会をして欲しいとオファーを受けての来島でした。

佐渡来訪は、全国棚田サミットで棚田に関わる若手の発表に、椹平の棚田として出た時依頼なので7年ぶり。

すると、なんと今回オファーをくれた役場の担当の池田さんが、そのサミットの当時の担当だったという奇跡。

すぐ当日のサミットの資料持ってきてくれて、僕が発表した部会の話で盛り上がりました。

7年前の僕。里山資本主義の藻谷浩介さんも来てくれる凄い豪華な会だった。

7年後、オファーの内容は変わっても、結局は地域振興とは何か?が話の肝。

映画上映会の後は地域おこし協力隊の皆さんと感想を語り合い、関係人口に対する地域の在り方、戦略的な頼り方について熱く議論できました。

思えば7年前も、棚田と人の関わりをどうデザインするかだったので、今なら僕ら映画観てもらえませんか?って真っ先にに伝えるんだろうなって思います。

夜の懇親会の美しい舟盛

佐渡の日本酒と刺身を楽しみながら、池田さんとも変わらないもの、今だからできることを、コレから僕が仕掛けたいことを沢山話しました。

翌日の9時、帰りの船

金曜日からあっという間でしたが、久しぶりの出会いが連続した5日間でした。

それぞれの人とお互いの今の話を交換すると、物語の伏線が回収させるように腑に落ちたり、新しいきざしに気づいたりと、間の時間がなければ存在しない充足感がありました。

各々のバリエーション豊かな元気を分けてもらって、引き続き今週もやっていきます。

明日は未確認生物企画の打ち合わせと、学童保育企画の説明会と毛色が全く違うネタの二本立てなので、今から楽しみです。

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