私の英語多読遍歴47:Wonder

多読といえばHolesと並びオススメされるこの本。なぜか食わず嫌いで読んでいませんでした。

もっと早く読めばよかったよ…というのが最初の感想。めっちゃいい話やん。

主人公オーガストの気持ちも、周りの人たちの反応や気持ちもとてもリアル。そして両親はじめ周りの大人たちの愛がすごい。オーガストがどんなにつらい目にあっても立ち直ってこれるのはこの家族から愛されているからということに尽きるなと。

この本は同じような見た目に関わる障害を持つ人を勇気づけ、周りにそういう人がいる人に考える機会を与えてくれる本だと思います。

英語はすごく読みやすくて、なんか急にリーディング力があがったような気がしました。読みやすいのに話には引き込まれるし続きは気になるし。ときどき英語で読んでることを忘れるくらい没頭しました。

読みやすいと言っておいてなんですが、英検1級の単語帳にある単語も熟語も普通にさらっと使われていますね。児童書ですら使われるわけだから1級単語も覚えて損はないと心から思いました。

話の語り手は章ごとにかわるのですが、主人公との関わりにおいてのそれぞれの葛藤や本音も語られ、話に深みをもたせています。また話し方にそれぞれその人物の特徴が出ていたのも面白かったです。(お姉ちゃんの彼氏が絶対大文字使わないのはどういう設定なのか知りたい)どんどん章が切り替わるのもサクサク読める理由の一つかなと思いました。

子どもにも大人にも、読むことで得るものがある1冊ではないかと思います。

以上、「Wonder」でした。

次は「Born A Crime」アメリカの人気コメディアン、トレバー・ノアの自伝です。

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