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でこぼこ

「夫に聞いてみた」の続きかな?多分

子供ができなかったら、子供を諦めるか、私と離婚するか…

分からない、と言われた時は「子供>私」なんだと私は思った。

それって、今私が隣にいるから、子供を作るパートナーとしてのファーストチョイスは私だよ、と言われたように感じていた。

普段よくしてくれる姿勢からすると違和感があるが、上の不等号からするとそう言う事と考えた方が自然だ。
そして、最悪「子供>子供を産める誰か>私」になる可能性がある、と言われたように感じた。

子供つくるつもりなら別にいいじゃん、と言われそうだが、私は「夫をお父さんにしてあげたい」が子作りの1番のモチベなので、その役割が私じゃなくてもいいと言われるとモチベにだいぶ関わるのだ。
じゃあ最初からその誰かにやって貰えばいいじゃん、と思ってしまう。

私は、私を大事だと思ってくれない人のために頑張る必要性がわからない。
…ダメ男には引っかからなそうな考え方だが、私が大分子供だなと思われそうなのは分かっている。まあでも事実子供で自己中なので許して欲しい。
そんなお子様な私が1人の命を育てる覚悟をしようとしているのだから、モチベはとっても大切。ここを疎かにすると、いざ生まれた子供に向かって、お前がいなければ、と言ってしまいかねないお子様だから。

だが、夫は口下手なので、相変わらず私が納得する返答は返ってこない。

なので、夫のように子供が欲しい人の気持ちを理解しようと、検索魔をしてみた。
そしたら、今回はこれが功を奏した。
自分とは異なる価値観なので、ちゃんと書いて覚えておこうと思った。

子供欲しいって気持ちは普通

まず、「子供がほしいから結婚したい」と言う意見は割と多数派らしい。
婚活している人のTOP1.2になる理由だと謳っているサイトもあった。

婚活サイトでは、子供希望ですとプロフィールに堂々と書いている人もいるらしい。
私なら、産めれば誰でもいいのか、って幻滅しそうだが、子供が欲しい人同士ならポジティブな条件になるようだ。
まあ、実際私みたいに感じていやだと言う女性の意見もあったが…なので、プロフィールに書いている人は男性の方が多いらしい。
というか、女性は子供が欲しいひとが多いのでわざわざ書かないのでは、みたいな考察もあった。

みんな、めっちゃ子供欲しがってるじゃん…
今回はそういうテーマで検索してるから、そう見えるところもあるだろうが、確かに「子供欲しくない」まで言ってしまうとなんで?と聞かれてしまう世間ではある。
まだまだ子供欲しいは多数派なんだなと思った。というか、人間だって動物なので、子供欲しいが多数派じゃないと困るか。

でも、だからと言って誰でもいいという事はないらしい。
これはどこでも見られた意見だった。
子供を作るが1番の目的でも、人生を共にするパートナーだから、目的が達せられれば誰でもいいなんて事はないというのが大多数だった。
だからこそ、婚活でパートナーを探しているのであり、子供を作ることもパートナーと人生を歩めることも、どちらも大切なのだと。

あー多分夫もこれだな、と思った。
私は子供がいても居なくても、ぐらいなので夫と子供に順位がつけられる。
だから、夫も私と子供に順位がつけられるのだと私ははなから思っていた。
そして、その順番が逆なんだととっても悲しくなったのだが、多分そうじゃないのだ。

夫にとっては、子供も私も同率1位なのだ。
そこに優劣は付けられないのだ。
だから頭を抱えて黙ったのか、なるほど。
そんなこと選べない、と一言言えばわかる話なのに、相変わらず言葉が足りない人である。

だが、婚活サイトで、子供が欲しくて結婚する人に向けて、出来ないこともあるからその時はどうするか考えておけよ、出来なくても一緒に生きていきたいと思える相手選べよ、とも書かれていて、そうだよねぇと思った。
今度このサイト見せてやろうかな。笑

でも、男性ほどその可能性を考えていない人が多い、との意見も見られた。
することしてればできるでしょ、ぐらいの認識の人が結構いるらしい。

情報量の差だともあった。
でた、この言葉。この言葉に私は違和感がある。
今時、ケータイさえあれば何でも調べられる時代。Googleに不妊治療と打ち込めばいくらでも情報は出てくる。夫もスマホを持っているので、情報量に差はないはずだ。

結局、他人事なんでしょ、と思った。
指先を動かすだけで手に入る情報さえとりに行こうと思えないほど興味がないんだろ、としか思えない。

この間の女子会でも、子供の話になった。
そこで私が愚痴ったのだ。
子供が欲しいと夫が言う割に、その理由が軽すぎる。こっちは体もキャリアも犠牲にするのに納得いかない、と。

そしたら子持ちの友人が
「あーそんなもんだよ男の人って。笑
やっぱり自分で産まないから、こっちの気持ち理解してもらうのは無理だと思う。諦めてもう妊活しなー笑」
と言った。

経験者は語る、とはまさに。
夫だけが悪いのではなく、男性はそう言う傾向があるらしい。
まあ、自分ごとじゃないのに共感する方が難しいか。私も子供欲しい人の考え方分からなかったもんな。
…ただ、私は分かろうと努力はしてますけどねぇ…?
私からしてみれば、やっぱり思考が浅いな、と言う結論にしかならなかった。

夫の家系は子沢山な人が多いので、夫はきっとそのうちできると無意識に信じているんだろう。夫の親戚も無意識にそう思っている節が所々で見られる。
だからこそ、できなかったら自分のせいかも、と私が怯えてるなんて夫は知る由もないのだろう。お気楽でいいねぇ。

でも、夫が羨ましいなと本当に思う。
考えが浅くても、なのか、浅いから、なのかは分からないが、その程度の考えで新しいことがしたいなと思えるのは羨ましい。
私からすれば楽観的極まりないのだが、でもそれで軽々と一歩踏み出せるのは、私には無いところである。

私は何をするにも調べて考えて、というのがどうしても変えられない。
はじめの一歩を出す前に、ナチュラルに色んなことが気になるのだ。
大分改善はしたが、これは大切だ、と思えば思うほど、初めの一歩はどうしても慎重になる。

夫婦なので、このぐらい凸凹でもいいのかもしれない、と思った。
考えが浅い割に頑固で自信がある夫は、私が調べて迷って考えている間も、同じところでじっと待っていてくれる。
それが私の安心感にも繋がっているので、夫はそのままでいいのだろう。

ただ、仮定の検証はきちんとしておきたいので、はっきりと尋ねた。

子供が欲しいから私と結婚したのか。
産めれば誰でもいいのか。
私と子供が出来なければ次を探すということか。

答えは全てNOだった。
最後は「そんなこと俺は考えてない。そっちが勝手に言ったんだろ。」とちょっと怒ってくれたので嬉しかった。
…私メンヘラなのかな…

まあいいや、とりあえず仮説は正しいらしく、私も大事には思ってもらえているらしいのでモチベは維持された。
散々悩んだので、とりあえず妊活できそうなところまできた。
可能性は低そうだが、最悪出来なくて、やっぱり夫もいなくなるかもしれないが、その時はまあ仕方ないかなそれならそれで、と思えるようにもなった。
大事にしてくれてたのに、そう思ってしまったのなら、その時は応じてあげたい。

しかし、夫と向き合うと、本当に人の価値観というか考え方って違うんだなと実感する。
言葉が足りないとコケにしてしまっている夫だが、その分夫の考えは行動に出ているように感じる。
感情に鈍い人なので、無意識なのかも知れないが、その分素直に行動に気持ちが出ているように思う。

逆に、私はおしゃべりなので、何でも言葉に頼りがちで、言われなきゃ分からない、とよく言ってしまうし、事実わからない。
周りが見えていないのだ。夫の気持ちが行動から感じられるのは、単に私が夫に興味があって見ているからである。常に誰でもどこでも見てるわけではない。日本人向きではない。

価値観の違いが分からなくて、これからも苦しむことがあるかもしれないが、多分悩むのも私だけなので笑、私が頑張って歩み寄っていこうと思う。

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