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本来の自分に出会うとき

葛藤が多い人は、《思考》と《内なる自分》が引っ張りあいをしている。

内なる自分は、ある出来事によって、失敗しちゃったとか、怒られて悲しくなっちゃったとか、苦い経験だったり、めっちゃ怖い経験だったりをした自分。

そんなとき、もう二度とそんなことにはならないようにって、作られていったのが思考。

思考は、今までの経験から失敗や危険にさらされないように、「ちゃんと自分を守らなきゃ!」としゃしゃり出てきた自分と思ってもらうといい。

思考は、だんだん自分の中の常識やルール、価値感となっていき、自分自身のボスとなる。
ボスは、本当の気持ちを押さえつけている存在だ。
本当の気持ちの下に、がまんしている内なる自分が隠れている。

どうしたら、内なる自分救出できるのだろうか?

まずは、感情をだす。
溜まってるものはすべて出すくらいの勢いが必要。(このとき、人にぶつけるようなことはせず、ノートなどに書きなぐる)

次に、内なる自分と思考の葛藤に気づいていく。
言いたいことや怒りを感じることの裏側には、相手に言いたいことがある。
それを押さえつけているのが思考だとしたら、本当は何を伝えたいのかな?

両方の意見を聞いて、【私はどうしたいのか?】をちゃんと自分に問うこと。

そさて、どうしたいか決まったら、行動に移す。
実際に、本当の気持ち、伝えたいことを、相手に伝える。
本当はやりたいことをやってみる。
何か頼まれて「断りたい」と思ったのなら、そのように行動してみる。
些細なことからでもいい。
自分の気持ちに素直に行動してみる。

これが、これから先の生き方に、とても大切な要素となる。
私はそう思う。

でね、こうやって自分と対話しているうちに、
「あ、本来の自分は、内なる自分も思考の自分も、どちらの自分もジャッジせず見守る存在として、いつもここにいたんだ」と気づく。

この時に、大きな愛を感じることになる。
安心は、自分の中にあったと。
愛は自分の中にあったと。

これを続けていくと、気持ちが楽になる。
ズーンと重い気持ちが軽くなる。

軽いとね、「じゃ、どうしたい?」て、自分に問う余裕ができる。

これが、心地よい。
そして、うるさい思考が頭の中をグルグルすることが少しずつなくなり、静かになる。

静かになると、もっと自分の声が聞こえてくる。
その声に耳を傾け行動していくと、本当の気持ちとつながり始める。
自分と自分がつながって仲良くなっていくと、周りからも大切にされるようになる。

自分の内側の変化が外側に広がったとき、気がついたら、現実が変わってる。

私も、最初は現実を変えようと必死だった。
私の声を聞こうとし始めると、自分が変わることが先だと思うようになった。

自分が変わったときに、変わって嬉しかったのは現実よりも私の感じ方の変化だった。
自分以外の外側ではなく、自分が自分しか見ていないことに喜びを感じた。

もちろん、人を無視して生きているわけではない。
自分の気持ちを優先することを考えたとき、「相手にどう伝えようか?」という行動のとり方をするようになった。

確かに、つながる人は変わっていくかもしれない。
離れる人、出会う人、色々ある。

だけど、本当の気持ちが伝えあえる関係の方が心地いい、気分がいい。
ちゃんと伝えようと努力しながら。自分にウソをつかない関係の方が気持ちがいい。

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