見出し画像

1人になれる時間があるから、快くママに戻れる。

「さあ、ママに戻ろう」

熱々のコーヒーを片手に歩ける。抱っこ紐もベビーカーも持っていない、身軽な私。スムーズすぎる電車内。カウンター席で、狭い店内の食事。

それがどれだけ幸福なことか、子どもがいなかったら気がついていなかった。でも同時に、子どもを抱えて歩く私も好きだ、と思えた。

1人でいる時に、子どもといる世界の広がりを感じる。

だから1人時間が大事なのだなあとおもう。

定期的に一時保育を利用しよう!と思っているのだけど、預けると必ずと言っていいほど娘の体調が崩れるので控えていた12月と1月。

さすがに久しぶりに1人の時間が必要だな、と思ったのでほんの2時間だけ。

「元気チャージをしよう!」と思った。
胃腸炎で1週間くらい凹んでいたし、仕事も忙しくなってきてちょっと疲れ気味。大好きな、トムヤムヌードルを食べよう!と決めていた。でもタイ料理屋って、カウンター席で狭いお店ほど美味しいので、なかなか子連れではいけない。(子どもが食べられないしね)

子どもを預けて、1人で街に出るときの爽快感はなかなかに病みつきになる。むすめといる日常は、常に気を張っているんだな、と自覚する。脳のエネルギーがずーっとバックグラウンド再生してて、容量を取られている感じがあって。

すっきり、重さがとれる感じがする。
荷物もない、娘も抱えてない。体も物理的に軽いし、車内や店内で何も気にしなくていいのでストレスフリー。

そして1人になると、自分の気持ちにちゃんと向き合える。
やっぱり迎えの時間が決まっていてバタバタするのが嫌だなあとか、優柔不断であと10分で何しよう…と思っている間に帰る時間になっちゃって(今日はバインミーを買うか、カフェラテを買うか迷った)また悪いところ出てるなあ、とか。

そして乗り越えたけど、前はこの預けている時間を「せっかくだから有意義にしなければ!」と思っていたのだけど(やっぱりお金も払ってるし)今ではリセットだから逆に何もしなくていいや、と思えるようになってることとか。

色々とすっきりした思考で考えて考えて、帰りの電車で少し身軽さに寂しくなる。8.5kgを抱えて「降りるよー!」なんて声かけて、あったかい娘を抱っこして階段を降りる様が、あと何年できるのか。

お迎えに行ったらギャン泣きで出迎えてくれて、「帰ろうね」なんて言って、ああママになれてよかった、と思った。心底、今が幸せだと思う。

どっちもある。1人でいたいも、娘といたいも、どっちもある。

どっちもあることを認識して、どちらも欲張りにとる。どっちかじゃなくていい。でも、どちらかにどっぷりしてしまうと視野が狭くなって、ないものねだりになってしまうから。

時々こうやってバランスを取るのがすごく大事なのだ。

1人になれる時間があるから、快くママに戻れる。




この記事が参加している募集

育児日記

気持ちが嬉しいです!ゆるゆるスローライフを楽しんでいきましょう♡