とりあえずこれ唱えとけ #魔法の言葉
これは本当に私にとっての魔法の言葉だ。
この言葉に腹落ちしていると、小さなことにいちいちクヨクヨしなくなる。
なぜなら、いっけんネガティブなことが起こっても「あ、これは次にくるもっと良いことのために敢えて起きたんだ」と思えるからだ。
例えば人との出会い。出会いは全て必然だ。人生で出会うべき人には必ず出会うようになってると思う。
「袖振り合うも他生の縁」とも言い換えられる。
だから、「運命の人と出会わなきゃ!」というプレッシャーも皆無だし、無理して出会いを広げようともしない。
だって必要があれば絶対につながるから。
無理に流れをコントロールしようとするのを手放して、のほほんと、自然体で生きれば良いと思っている。
出会いは人に限らない。
不動産、所有するもの、身に着けるもの。全てにおいて「出会い」はある。
今の賃貸マンションとの「出会い」は6年前だった。当時勤めていた会社へのアクセスを考えて、この地に居を構えた。
その会社は2年前に辞め現在は違う会社に転職しているが、現在の会社へのアクセスも良い。だから現在も住み続けている。
マンションは狭いが気に入っており、飽き性の私にしては珍しくこの6年間は他に引っ越そうという考えは一度も頭をよぎらなかった。
だが、今回、更新を前にもっと都心から離れた郊外に引っ越しする案が浮かんだ。6年も経つと私を取り巻く状況も変わるからだ。
まず、出勤形態の変化。コロナ以降、会社に出勤するのは週3回になった。
週5日出勤していた頃は「職場へのアクセスの良さ」は住む場所を選ぶ上で上位にくる条件だった。
ところが、現在は週3回の通勤で良くなり、そうなると住居を決める際の「職場へのアクセスの良さ」は条件のランクが少し下がる。
週3回しか出勤しないということは、つまり週末を含めた残りの4日間は自宅にいる。会社にいる時間と自宅にいる時間を比べると自宅にいる時間が圧倒的に長い。
だから多少通勤が遠くなっても自宅時間が充実するような部屋に住みたくなってきている。
また、他の条件に関しても、価値観に若干のアップデートがある。
このマンションは狭いが、当時築浅だったことと都心へのアクセスの良い駅が最寄りということで選んだ。
だが、今の私はもっと広い部屋に住みたくなっているし、広くて築浅ならマンションじゃなくてもいいかな、という気持ちすら芽生えている。
8月ごろ、確か秋に2年ぶりに更新だよな〜と頭をよぎったが、忙しさにかまけて賃貸の書類を取り出すこともしなかった。
9月5日。先延ばし癖のある私もそろそろやばいよね、と思い、一念発起してクローゼットの奥から2年前の更新の書類を取り出した。
その書類によると更新日は2022年11月3日となっている。残念なことに、書類に目を通したのが9月5日。
契約では退去の場合、2か月前までに書面で提出が必要だと謳われているため、もし引っ越すなら9月3日までにその意思を管理会社に伝えなければいけなかった。
つまり、私はたった2日間遅れただけで更新料として1か月分の家賃を払わなければならなくなったわけだ。
あと少し早く考え始めていたら、もしかしたら今回払う更新料を次の部屋への引っ越し代に充てられていたかもしれない……。
もしかしたら秋には新居に引っ越していたかも……。そう思うとモヤモヤする。面倒く下がって賃貸契約書を早めにチェックしなかった自分を責める。
でもね。ここであの魔法の言葉が生きてくる。
この言葉に腹落ちしている私は、すぐにこう思った。
「あぁ、そうか。今はタイミングじゃないんだ。ベストなタイミングはもっと先にある」
きっと今は私にとって引っ越しのタイミングではない。確かに会社でも部署が変わり、新しいことを覚えるのに必死だ。
そんな時に通勤時間が伸び、引っ越しでバタバタしている場合でもない気がする。今はこれでいいのだ。
そう思ったら、更新料の1か月分も気持ちよく払えるようになった。
私の怠惰と先延ばし癖で2年ぶりの更新日を逃したが、それも含めてEverything happens for a reasonなのだ。
更新料を払ったからには今のマンションにしばらくは住む(だろう)。
そして、半年後くらいにベストなタイミングでベストな物件との出会いを果たす未来を想像している。
そう、これが私の魔法の言葉、
Everything happens for a reason!(アナザースカイ風)
後悔することがあったら、皆さんもこの魔法の言葉を唱えてみて。
無理に流れをコントロールしない。その先で「これで良かった」と思えるように生きればいいのだから。