なぜベテラン女性パートさんはマウントを取るのか

ある企業で人生初の
「これがマウントか!」を経験しました
初対面なのに
とても威圧的で挑戦的な事を話すベテラン女性パートさん

「〇〇持って来て」
「〇〇ってなんですか?」
と聞いた途端に失笑された

カチンときた

「わからないので聞いているんですが、
なぜそれを失笑されるんですか?」
と聞いたら激怒された

激怒したのはパート歴15年以上のベテランパートさん
御年65歳

「わたしはいつもこういう口調なの
それがきついというならあなたには何も教えられないけど」

と自分の威圧的な口調は反省の対象にはならないらしい
(あなたに教えてもらう事はないんだけどなぁ・・・)

私は
「その口調がいままでは通ってきたかもしれませんが
今後はとおらない人もいるんですよ」といった

彼女にはそれが通じなかった
いままで彼女に口ごたえする人はいなかったらしい

私は口ごたえをしたのではなく
「その言い方はダメですよ」と言ったのです

その後ずっとわたしとは口を利かず
私は無視され続けた

私の個人的な意見ですが
マウントを取ろうとする人は
1.手に入れた立場を失いたくない
(誰よりもここに長い、誰も自分に意見をしない)
2.視野が狭くその場所にこだわる
(自分は仕事ができる重要人物だと思っている)
3.柔軟性がない
(自分が先頭に立たないとうまく動けない)
4.経験が長いので権限を得たつもりになる
(パートはパートであり、管理者ではない)
5.変な重要度
(簡単な作業でも重要な仕事!!!と相手にアピールする)

特に65歳以上の勤続10年以上のベテランパートさん
職場の事は隅々までわかる
わかってないのは「組織論」
きちんと管理者がまとめていかないと
いつの間に大奥の御台所が存在する事になる

この組織は60歳以上の女性パートさんが頼り
他に仕事を掛け持ちをしていないので
依頼をすればほぼ100%の確率でシフトに入ってくれる

しかし
その60歳以上のベテランパートさんに共通している事が
なぜか「新入りに意地悪な口のきき方」なのです

新しいスタッフに仕事を教えようとしない
私から見て
「やれるもんならやってみなさい」と
挑戦状をたたきつけているように見えるのです

しかしその仕事も
実は2日ぐらいで理解できるような内容なのですが
さも「これは難しくて覚えるのが大変なのよ」
的な事をいつも言う

正義感を持って仕事に向かっているような事をいうが
こちらが不十分な個所を見つけて手を入れていると
「そこは適当でいいから」とスルーする

「後から来たあなたに何が分かる」と
言いたいのだろうけれど

冷たい事をいうようですが
この仕事、若い人なら2日~3日でカバーする事ができます
しかし年齢が年齢だったために
この人たちはそれを習得するには随分と時間がかかったのです

よって、
「これはとても難しい仕事」と位置づけをしたのです

この職場は年齢の高い方が大勢いますが
新しいスタッフが長続きしないのは
「このマウントによりくじけてしまう」のです

30代や40代は「若い人」と呼ばれ
マウントはまだそうでもないのですが
50代のパートさんにはとてもあたりが強いです

「自分の立場を奪うのはこの年代だ」
と思うからでしょう

60代のパートさんが次の人を育成することが
実は一番のやりがいなのだと気付いて欲しいのです
その人が育てば「〇〇さんのおかげです」と口にします

その人はまたそれを経験として
新しい人を大事に育てていく事でしょう
会社は人が育たなければ先が見えなくなります

業務が常におなじクオリティーを保つためにも
ベテラン女性パートさんの働く満足度を上げ
次を育成してくれるようなベテランになってくれること
これが必要だと思います

これは
管理者がしっかりとパート集団を管理する事で
解決できる事だと思います

チームで仕事をするというのは
自分の指示ですべての人が動くという事ではありません

すべての人に価値観があり、感情がるのですから
そこを考えてまとめていくことが出来る人が
これから求められる管理者なのだと思います







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