人種差別についての話をインスタで拡散したら思わぬところから感謝された話

黒人差別への注目がまた全世界で火を噴いています。インスタのストーリーとかでもすごくシェアされている印象を受けます。人種差別を、命の危険にさらされる程ではないですが、いわゆる固定観念のようなソフトな形で受けていた身としては少し言いたいことがあったのですが、あまりに似たような投稿ばかりインスタグラムのストーリーでみかけるのでまぁどうせみんな見るしな、、くらいに思っていました。

まぁそれでも私は凄く言いたいことは言わないと気が済まない性分なので、かなりストーリーズには投稿しましたし、署名できるものにはしました。私も署名したよ、みたいな投稿さえしました。「今日はパウンドケーキを作りました!」ていうテンションで投稿しているわけではないんですよ。ただまぁ自分が持っている拡散力(といっても大して持っていませんが)を使わないという選択をするよりは、使うという選択をしたいなというふうに思ったんです。でも私の気持ちの中では「まぁ黒人の友達なんていないしな、、どうせそんな誰の心を動かすんでもないんだろうな」という感じで、自己満で終わってしまうのかなとか思ったりもしていました。

そしたらですよ。いたんです。黒人と友達。と言ってもハーフなのですが。その子が#blacklivesmatter (黒人の命にも価値があるみたいな意味です)っていうハッシュタグとともに真っ黒な画像を投稿していたんですね。実は私このハッシュタグにも言いたいことがあったんですよ。Black lives matter と、なんと当たり前のことを言うんだと思ったわけです。だってそうじゃないですか?自分の命に価値がないと社会的に思われているという前提がないとこんなハッシュタグでてこないですよ。黄色人種とか白人の友達がこのハッシュタグを使っているのをみていてもまぁなんかやってるなーくらいの感じだったんですけど、黒人の友達の投稿をみるのはあまりに心が痛みました。本当に、自分の命の価値なんていうものすごく当たり前のことを主張しているのか、と。同時にそんなこと言ってほしくないとさえ思いました。だって本来主張する必要さえないことですよ?その投稿をみて私は迷った末に「あなたがマターするのは当たり前の事じゃない。なにいってるのさ」みたいなことをコメントしたんですね。まぁこれも自己満といわれればその通りというか、その子に自己を卑下してほしくなかったんです。そうしたらものすごく感謝されたんですね。すごく驚きました。私の頭の中にそもそも彼女が私のストーリーを見てくれているということすらなくて、意味があるのか半信半疑で投稿していたものが誰かの心の支えになっていたんだと気づいたんです。

ぐだぐだになってしまいましたが、人種差別を考えるということはまず自分の思いをアウトプットするところから始まります。なんで夢の国のように思っていたアメリカでそんなことが起こっているのかわからない、とかいうのでもいいんです。わからないこともアウトプットしましょう。私みたいな暇人が教えてくれます。ちなみに私の答えは、「日本人はアメリカを桃源郷みたく美化しているから」なんですけど。インスタに投稿するだけで意味あるんだろうか?RTするだけで何かが変わるんだろうか?思うかもしれません。あります。というかないようにみえたとしても自分の視野の中で見えるものなんてすごく限られています。今回私がすごく感謝された友達だって、私はその子が私のストーリーをみることすら想定していなかったのです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。もう少し短く済ませる予定だったのですが長々と訳の分からない代物になっていたら申し訳ないです。。

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