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20200422_通院記録

とっても愚かなわたしは、今まで通院のたびにいただいてきた検査結果をそこらへんにポイしてきた。

「病院に全部記録が残っているんだからいざとなればそれをまとめてもらってくればいいっしょ」
という何ともやる気のない患者であった。

これではいけない。
もっと自分自身を観察対象として正面から捉えるべきではないのか。

ということで、今回分から通院記録をつけることにした。

前回の検査結果の紙もまだどこかにあるはずだから、それも追って記録にしたいと思う。
※追記:書きました→20200318_通院記録

PT-INR 2.85

元々何年間かワーファリンを1日5mg服用してきていたのだが、前回はINRの値が低くて、1日5.5mgに増やしたところだった。
今度は値が高すぎた。
歯を磨いていてたまに血が出ていたのでうっすら「高いだろうな」とは思っていたけれど。
ということで、今回は間を取って1日5.25mgだ。
昔は0.5mgの錠剤がなくて、0.5mg刻みで服用する必要のある時には1mgの錠剤を自宅で包丁で割っていた(!)けれど、今は0.5mgの錠剤もあるし、何ならそれを薬局で更に半分に割って出してくれる。
良い時代だ。

元々INRの値が安定している時は2ヶ月おき、安定しない時には1ヶ月毎に通院をしていたのだけれど、今回は2ヶ月後の来院となった。
もちろん理由はコロナ。
「出来るだけ来院を控えて欲しい」というのが病院側の本音だし、わたし自身も「大丈夫かなぁ」と思いながら久しぶりの電車に乗るのだ。
もしかしたら2ヶ月後の通院も電話診療になるかもしれない。
でもINRを調べないなんて、良いのか?

BNP 53.7pg/ml

紙に記載された基準値を見ると、健常者のBNPは20.0が上限らしい。
20.0以下の人はどのくらい生活が楽なのかはもちろん想像がつかない。
それより値が高いからといって自分が毎日しんどい思いをしている気もしない。
というか、心臓が悪い人の中でこの53.7という値はわりあい良い方なのではないだろうか。
わたしはいつもだいたい40~60くらいの間をうろうろしている気がする。
気がするが、いかんせん今までの結果をポイしてきたので、うろ覚えでしかない。
今度からは絶対に記録を残そう…

ヘモグロビン 13.0g/dl

心臓とは直接関係ないけれど、わたしは母譲りでどうにも貧血が酷く、思春期の頃からずっとワーファリンと一緒に鉄剤を処方していただいている。
貧血も続くと随分しんどいようなので、しんどくなる要素は少しでも解消しておきたい。

診察

このような時期に正直いかがなものかとは思ったが、前回から新しい主治医になったこと、その前回に「そのうち手術するでしょうから」と言われたこと、それを聞いて前々から今日のために休みを取ってくれていたこと、そもそも「次回の診察に普通に行けるのかもはやわからんなこれ」と思ったことから、夫にも一緒に診察に来てもらった。
結婚してから2度ほど入院したが、どちらも心臓と直接関係のない理由で入院していたので、夫はわたしが本来の目的で入院するところを見たことがないし、死にそうになるわたしがどんなものかというのもいまいちピンと来ていない。
重大な検査や手術についての説明を家族という立場で受けたことも勿論ない。

今日主治医が話してくれたのは、
・手術は若くて体力のあるうちにしたほうが良いのは間違いないが、必要な段階でもないのにやることでもない
・心臓の状態が悪化しても自覚症状がないことが多い。逆に自覚症状が出てからでは遅すぎる
・人工弁を取り換えるというのは弁自体の経年劣化もないわけではないが、ワーファリンで除き切れない血小板や組織が人工弁の周りにくっついていってしまい、狭窄になっていないかがひとつの目安(成長の止まった大人でも機械弁が狭窄を起こすなんてわたし自身も考えたことがなかったので、普通に「へぇー!」と思った)
・心臓に負担のない生活を送ること。規則正しい生活を送り、ストレスや疲れを溜めないこと。太りすぎはNG(夫が即「規則正しい生活送れてないね」とその場で言いよった)
・というわけでしばらくエコーもやっていなかったみたいだし、まずは次回の診察時にエコーをしてみましょう
といったあたり。

※あくまでも伝聞を素人が備忘録的に書き留めているだけなので、上記を全て鵜呑みにはせず、ご自身でお医者さんに相談したり一次ソースとなり得る文献を探していいただきますようお願いいたします

色々話し過ぎて、聴診していただくのを完全に忘れていたのを思い出したのは病院を出た時だった。。。

その他

わたしが30年間以上お世話になっているこの病院は感染症指定病院ではないのだけれど、ついにコロナ患者の受け入れが始まったらしい。
次の通院は2ヶ月後の予定だけれど、そして何年かぶりのエコー検査もする予定なのだけれど、果たして予定通り通院出来るのだろうか…?
自分が入院していたから分かる、この病院には平常時から入院待ち、検査待ち、手術待ちの患者さんたちがたくさんいて、重篤な患者さんたちもたくさん入院している。
そんな中、コロナ患者の受け入れに踏み切ること、どんなにか大きな決断だろうか。

実際、自分の次回の診察は電話診療になるかもしれない、そうしたら今までずっと欠かさず受けてきた血液検査が受けられないし、ようやく掴んだエコーの予約枠も手放さないといけない。
こうやってちょっとずつ、「当たり前に医療がそこにある環境」が失われていくのだなと肌で感じてしまった。

わたし自身は見事に基礎疾患持ちだけれど、もしコロナにかかってもmy主治医が診るわけではない(コロナ患者を診る先生は決まっている)ので、普通に保健所に電話してねだそうだ…うん、絶対罹りたくないね!
エンゲル係数を爆上げしながら引きこもることを改めて心に誓って病院を後にした。

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Mayo Kakizaki
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