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20200318_通院記録

4代目主治医と初めて会う日。

2ヶ月ぶりに訪れた病院は、ものものしかった。

外来棟の中は期待していたほどは空いていなかった。
まだこの頃は「自粛ムード」などと外出自粛を揶揄する風潮があったり、「自粛疲れ」など言われていた頃だ。

わたしもこの日は通院を終えたらそのまま1ヶ月ぶりの出社をするというスケジュールだった。

PT-INR 1.61

少し低いのでワーファリンを1日5mgから5.5mgに増やすこととなった。
5.5mgは初めての領域だ。

BNP 30.0pg/ml

…これはもはや健常者と言っても差し支えないのでは(絶対違うw

ヘモグロビン 14.4g/dl

問題ない。

診察

初めて会う主治医はわたしと同年代か、もしかしたら少し若くてもおかしくないという年頃の女性。
女性の主治医は初めてだけれど、きっと同性のほうが話しやすいことも多いだろう。

この日は1月末に受けたホルター心電図の結果を聞いたりもした。

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わたしの場合もともとあるべき組織がなく、あとから手術でパッチを当てたりしているため、心臓を動かすための電気信号が心筋内で上手く伝達されない場合があり(房室ブロック)、その場合は運動したはずのタイミングで心拍が上がっていなかったりという結果に表れるのだそうだ。

幸い今回も所見なしだったけれど、いわゆる不整脈のような不規則な拍動が記録される以外にホルターで見えてくるものが何なのかよく分かっていなかったので、この説明はとてもありがたかった。

また、ちょうどこの頃、胸骨を留めているワイヤーが身体から出てきてしまい手術をして取った方の話を聞いたばかりで、わたし自身もワイヤーが飛び出かかっているところがあったので、取ってしまったほうが良いのかをあわせて聞いてみた。

その方は日帰りかつ部分麻酔での手術だったようなのだが、わたしが同じような手術を受ける場合は全身麻酔になり、数日間は入院する必要があるらしかった。

一番びっくりしたのは、その流れでさらっと
「そのうちまた手術すると思うから、その時にはどうせいまのワイヤーも取っちゃいますよ」
と言われたことだった。

40歳くらいになったら手術することもあるかもしれない、とは確かに子供の頃に言われていた。
けれど、20年以上プロトロンビンの値をコントロールする以外に大きな変化もなく過ごしてきて、エコーをしても心電図をしても「問題ないね」と言われ続けていたので、手術を受けることなんて実はもうないんじゃないかという気持ちも正直に言ってゼロではなかった。

今のサイズの弁にする時に、先生方から
「お母さん(166cm)くらい大きくなっても大丈夫だからね」
と言われて、本当にその身長になってしまったけれど、それでも特に問題はなさそうだったから。

SNS

それなりにびっくりしたらしくて、SNSにも投稿していた。

もともと自分の病気のことや先天性心疾患全般についてもっと勉強しないといけないとうっすら感じていた頃だったので、真剣に病気について向き合っていこうと思ったまたとない機会となった日だった。

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