見出し画像

【本】渡邉光太郎『シンプルに結果を出す人の 5W1H思考』

1.読んだ理由

スーパーロジカルな上司に提案事項や業務内容について説明すると、めちゃくちゃツッコミが入ります。
しかもそのツッコミ、「なんでそこに思い至らなかったんだろう」と思うことがしばしば。
「どうしてその方法を採用するのか、なぜ他ではだめなのか」等の指摘を受けると、まだまだ自分の考えが浅いことを思い知ります。
そこで、そんな低レベルのツッコミをもらうことを減らそうとこの本を手にとりました。

2.やってみよう!と思った内容

(1)「なぜ(なんのために)それをするのか?=DO」について、理想的な「どうありたいか=BE」までさかのぼって考える
(「惣菜を買う」→「手間をはぶくことで何を実現したいのか?」)

(2)5W1Hをいかに柔軟な問いに落とし込むか(WHEN=いつ?、いつから?いつまでに?どんなプロセスで?等)、いかに有効に組み合わせるか、が大事

(3)5W1Hから2軸をとり2✕2フレームワークをつくって、「先入観ライン」を確認し、あえて逆にしてみる
(先入観ライン)子供向け+昼、大人向け+朝夜
(逆)子供向け+朝夜、大人向け+昼

(4)いきなり細部に入らない。WHY→WHAT→HOWの順番で伝える。
WHATはWHAT+WHO+WHENに分け、WHAT一般的な重要性→WHO相手にとっての必要性→WHEN相手にとっての優先性の順にし、HOW難所をおさえた実行可能性を示す。

(5)問題解決はいきなり細部や大きい問題からではなく、「目に見えやすい結果」から。
WHAT何を解決するのか?問題なのは何か?(本当にそれが問題か?)→WHEREどこが悪いのか?(いつのどんな会議が長い?家のどの部屋が散らかっている?)
→WHYなぜ起こるのか?
→HOWどうするのか?で解決につなげる。

(6)問題は「あるべき姿(目標)」と「現状」のギャップ

3.この本のおすすめポイント

実践ポイント、具体例が豊富なことです。

各章の冒頭には、具体的なケースを想定した「チェックテスト」があり、自分の傾向を知ることができます。

また5W1Hを使って実際のビジネスシーンでの問題を解決するパターンも豊富に紹介されています。

5W1Hを使った水族館のアイデア出しでは、目標の5分で15個のアイデア出しはできましたが、本を読み進めるともっともっといろいろな着眼点があり、実際に自分がどこの思考が足りなかったかなどリアルにわかりました。

私みたいに、自分の思考にヌケモレがあることを自覚していて「どうしたらカバーできるか」と悩んでいる人には、効果的なツールとなる可能性大です。おすすめです!

また、2023年6月現在、この本はKindle Unlimited対象なので、Kindle Unlimited会員ならいますぐプラスアルファで費用をかけずに読めますよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?