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テレワークはなんのため?~テレワークの光と影

厚生労働省の 「新しい時代の働き方に関する研究会」第3回では、いま気になるテレワークの功罪についての資料も共有されています。

組織行動論という学術研究をベースに、テレワークとエンゲージメントについて、効果と副作用、魅力と限界の両面を検討することで、新しい働き方を構想・展望するための枠組みを考えるというのが資料の目的です。

あらためて、テレワークを今後どう活用していくべきかのヒントが得られる資料です。

テレワークには、自分のペースで自律的に働けるというポジティブな効果と、コミュニケーションの質量が低下してしまうというネガティブな効果があるといいます。

その良さを伸ばし、欠点をカバーするためにどうすればよいか。

この資料であらためてテレワークの功罪を考えると、テレワークはあくまで手段であって、テレワークを通して叶えたいものは何かという、当たり前ではあるけれど大切なことをふまえる必要があると思います。

叶えたいもの。
それは、よりベターなコンディションで、働く楽しさをかみしめながら、成果を出すことではないでしょうか。

そう考えると、テレワークという選択肢があること自体はたしかにそのために有用です。

そして、テレワークのほうがコンディションよく楽しく成果が出せるのであれば、テレワークを選べる環境があることが大事です。

仕事内容により、その人の特性により、体調により、いろいろな要素がそれには影響すると思います。

つまりは、自分はいまどちらの働き方のほうが良いのかを、自分で探ってつかみ、判断できる力。また、その判断が活かされる状況があることが、テレワークを上手く活用していくために重要なのではと思うのです。

自分がいまどういう状況か、何を欲しているのかを知ることは、実はかんたんにできるものではないと思っています。

ですが今後は、自分が行きたい方向を知るために、また行くために、そういった力がますます必要になると感じています。
伸ばしていきたいものです。

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