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自分に心地よいノートの使い方を考える〜【本】『たった1分ですっきりまとまるコクヨのシンプルノート術』

思考法関係の本を読んでいて、気がついたことがあります。

それは、いま自分に足りないものについて。
・振り返ること
・振り返って良かったことはすすめ、悪かったことは別のやり方を考える
がこれまで自分には足りなかった、ということです。

それができるようになるための次の打ち手は……と考え、「自分のノートを持ち、記録していくこと」だと結論を出しました。

どうしてそう考えるようになったのか、「自分のノート」とはどんなものかを、今回まとめてみようと思います。

なぜ、自分のノートが必要?

まず問題となるのは、どうやったら「振り返り」ができるか、です。

振り返りそのものができなかったら、もちろんのこと、振り返りの結果をもとにアクションすることもできないからです。

猪突猛進の気がある私は、これまであまり振り返りを習慣にしてきませんでした。

そのことは以前から自分の課題だなと思っていたので、『リフレクション』という本を読んだのをきっかけに、振り返りの習慣をつけるべく、行動を起こしました。

まず始めたのは、週末、なるべく土曜午前、仕事の記憶が新しいうちにお気に入りのカフェで振り返りの時間をとること。

2023/2/25からはじめたカフェ通いは、8/12で13回目になります。
なるべく毎週…と思いながら、用事があったりして月に2回ペースです。

そこで気がついたのは、振り返るにも材料がいるな、ということです。

最初は記憶で振り返っていましたが、毎日仕事で作っているやることリストをめくるようにしてから、記憶はだいぶあやふやで、印象に強く残っていることに左右されることがわかりました。

では、どうやったらきちんとその週の出来事に向き合えるか?

それには、やはり、記録です。

『独学の地図』でも、起こったことに対して、すぐに「ありきたりでいかにもな結論」を出すのを耐えて、まずは出来事をありのままに記す、そしてあとで振り返り、2ミリの差分を見出す、ということが書かれていて、それにも影響されました。

そこで、記録するための媒体として、ノートを活用しようと思い至ったわけです。

『たった1分ですっきりまとまるコクヨのシンプルノート術』から得たもの

『たった1分ですっきりまとまるコクヨのシンプルノート術』を手に取ったのは、ノート術で検索してヒットしたKindleUnlimitedの本だったからです。

ですが結果として、いい選択肢でした。

理由は、最初私が探していたのは「このノートの使い方がオススメ」とズバッとした回答をくれる本でしたが、本当に必要だったのは、「いろいろなノートの使い方を知って、自分に合いそうな使い方にアレンジすること」だったと、読み終わって気がついたからです。

この本には、ノートをはじめとする文房具をこよなく愛するコクヨ社員の、なんと100ものノートの使い方スキルが紹介されています。

気になった使い方については、Kindleでマーカーを引いていましたが、数えてみたらマーカー箇所は45にもなっていました。

私がおっと思ったポイントを以下に抜き出してみます。
この本には具体例がもっともっとたくさんありますので、読む人によって刺さる部分は違うと思います。

・ノートのなかでメリハリをつける
・聞きたいことを事前にノートに書いておいて聞き忘れを防ぎ、商談の進行にも役立てる
・情報はなるべく一元化する
・打ち合わせノート案1:縦に3分割し、左に予算や日程、真ん中に詳細情報、新しく出てきた情報を右に書く
・打ち合わせノート案2:左側に事前インプット、右側にヒアリング、打ち合わせのあとにはまとめページをつくり、右側にToDo事項を書く
・付属ポケットのあるノートカバーをつかい、名刺、ふせん、切り抜きなどを入れられるようにする。自社のリーフレットも入れておく。
・ノート紛失にそなえ、顧客名などはそのまま書かない
・打ち合わせで自分が関わる部分は赤枠で囲む
・お客様の前でメモを取る時は、見られても大丈夫な内容やメモするタイミングにも配慮する
・ノートには意識的にたっぷりとスキマをとる
・ノートには短文で書く
・ノートへの記録には意図して矢印をつかう
・使い終わったノートは表紙と背表紙に「使用期間」を記載して保管する
・終わったことには斜線をひく
・箇条書きでできるかぎりメモをする、相手の言葉をできるだけ多くメモする
・初対面の人がいたら座っている位置のメモやお顔の特徴もメモする
・ノートは後ろ側から、予約する新幹線の時刻や電話番号、覚えておいたほうがいい数字などの走り書きメモにつかう
・その企画で可能性のある事実・課題・アイデアなどをすべて小さな付箋に100以上書き出す。さすがにもう出ないな、というところで情報を分類・整理し、不要なものを削除して企画ストーリーにしていく。すべて出し切る時間は10分から20分。出し切ってからまとめた企画は納得感・自信につながる。
・ToDoリストのタイトルは心理的負担を軽減するために「本日のレシピ」「明日へのトビラ」などにする

結果、私はポケットつきのノートにするために、本書で紹介されていたこの「システミック」を購入しました。

ポケットつきのノートがあれば、自分で仕事をするようになったあとも、名刺やリーフレット等の営業ツールをいつも持ち歩けると思ったからです。

この「システミック」には、ノートが2冊はいります。

そこで、1冊を打ち合わせノートとして、本書で得た、事前インプット/ヒアリング内容/その後のまとめ・Todoの記録を余白をたっぷりめに実施することに、1冊を自分成長ノートとして、仕事で気づいたことやその日にあったこと、仕事以外で得た情報等をフリーに記録してみることにしました。

明日から開始します。

振り返りがどう深まるか、楽しみです。


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