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出産雑誌を買う前に「出産なび」、みんなの力で活用しやすくしよう

見えにくい出産費用をクリアにし、どこで産むかの判断材料にできるよう、厚生労働省が2024年5月30日より「出産なび」を開設しました。

報道にもこのように取り上げられています。

「出産なび」のサイトはこちら。

こんなトップ画面になっています。

1.出産なび、どこがよい?

出産なびのよいところは、各病院の出産費用が、実際の費用をもとに確認できる点です。

健康保険制度は、治療費の約7割を健康保険が負担してくれることのほか、この処置はいくらと料金体系が決まっていて、同じ処置であればどこの病院で受けても費用はかわらないという点でも、私たちを守ってくれている制度です。

ですが、出産では健康保険はつかえません。なぜなら、出産は病気ではないためです。

したがって、病院により料金にかなりのひらきがあるのが実態です。

その料金が、この「出産なび」ではわかるというわけです。

しかも、表示される費用は、各病院がアンケート等で申告したものではありません。

病院が、出産育児一時金について協会けんぽや健康保険組合から支払いをうけるために、費用を請求する審査支払機関でつかんだ費用の平均が表示されることになっています。

つまりは、実際の費用が元になっているといことです。

これが、安心して利用できる理由です。

今はまだ情報の蓄積が少なく、費用は確認中となっている病院が多いですが、データがたまればたまるほど、有用な情報になっていくはずです。

2.改善点どんどん出していこう

なびは、都道府県、市区町村、そして母子同室などの詳細設定をすることにより、条件に合う病院をピックアップしてくれます。

表示される情報はこんな内容です。
出産後の健診までの情報があるのは、非常に有用だと思います。
SNSの案内もあり、Instagramを持っている病院もあるので参考になります。

住所
電話
ホームページ
駐車場
アクセス
費用
施設の情報
SNS
外来受付時間
周辺マップ
施設詳細情報(専門職数、入院中の検査、出産後の健診の実施など)

いい情報が得られそうですが、検索機能にはまだまだ難があります。

ふつうは、○○市の病院にいきたい、というよりは、家や職場から近く、この路線、という選びかたをしたいでしょう。

また、特定のエリアでしぼったあと、費用の安い順や、規模の大きい順などの並び替えをしたいところです。

こういった検索機能は、使われれば使われるほど、そして、改善意見が出されるほどよくなるもの。

そういった改善点をどんどん出していくことで、ますますよいものにしていけるでしょう。

厚生労働省で「出産なび」を作ったスタッフの方のこんな記事を読むと、そういう意見もとても前向きに受け止めてもらえそうに思います。




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