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271社に聞いた「研修やってる?」ハラスメント研修は80%以上が実施


労務行政研究所が、研修の実施率を会社の規模別に調査し、公表しました。

https://www.rosei.or.jp/attach/labo/research/pdf/000087583.pdf

階層別研修はぼ100%の会社が実施

回答は271社。
階層別研修の実施率は96.6%と、ほぼ全社がやっているようです。

階層別研修とは、社員を役職や勤続年数などの階層で分け、それぞれに合う研修内容とするものです。

新入社員研修や、役職につくときの役職者研修などがそれで、どこの会社もそれは実施しているということでしょう。

手薄なのは、若手社員研修、中級上級管理職研修、役員研修。
ということは、このあたりをしっかり行なえば、他社との差別化になるかもしれません。

テーマ別研修、ハラスメント研修は80%以上で実施

一方、経営理念やコンプライアンス、パワハラ、セクハラなどのハラスメント(嫌がらせ)研修は、会社規模により濃淡があります。

ただしやはりハラスメント研修は中小でもかなりの実施率となっており、課題として認識されていることがわかります。

会社規模でみると、会社の規模が大きいほど実施率が高いかというと、そういうわけでもありません。

調査対象の7種類のなかでは、経営理念研修、コンプライアンス研修、ハラスメント研修、ITリテラシーと、4種類、半分以上で、300人〜999人の中規模よりも、300人未満の小規模のほうが、実施率が高い結果となっています。

ダイバーシティ研修、メンタルヘルス、語学は、中規模のほうが高めです。

これはやはりある程度人数が多くなると必要性が増すからかもしれません。

中規模の会社が小規模よりも研修実施率が高くないのはなぜか。

費用面なのか、それとも業務量的なものなのか。

ヒアリングでその理由がわかれば、「それならやろう」と思ってもらえる研修案が考えられるかもしれません。

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