転職対象者のうち3人に1人はお給料が10%以上増加!~リクルート「2024年4-6月期 転職時の賃金変動状況」
リクルートが、転職時の賃金変動状況の2024年第1四半期結果を公表しました。
結果として、『リクルートエージェント』利用者のうち、転職後のお給料が10%以上上がった人が36%という数字になりました。
2023年より1ポイント上昇という結果です。
『リクルートエージェント』は転職エージェントのなかでも求人件数に利用者がもっとも多く、年収的にもハイキャリア中心ではなく幅広いため、この結果は、転職業界全体とそれほど乖離していないとみてよいと思います。
しかもこの結果は、転職前は残業手当含む実際の年収なのに対して、転職後は残業手当を含まない求人情報に掲載されている年収のため、10%以上アップしている割合は、実際はもっと多いのではと予測されます。
経過グラフを見てみると、もっとも少ないのが2009年の18.9%。
ここは、2008年リーマンショック、2009年株価バブル後最安値7054円を記録した期間なので、納得でしょう。
その後、2012年アベノミクスの開始により、ぐっと持ち直して25%を超え、コロナ禍でも25%を下回ってはいません。
つまり、ここ10年でも、4人に1人は転職して10%以上年収を上げているということで、それがコロナ禍を経て、3人に1人と増えてきているのです。
人手不足に賃上げが、転職後の収入アップも後押ししていると思われます。
転職を検討している人には追い風ではないでしょうか。
決断するなら、追い風の吹いているときを要チェックです。
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