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シャッター音無し!やさしくはじめる海外版SIMフリーiPhone指南 【実践編】
…はじめに
みなさま、こんにちは、May-Chang(めいちゃん)です。
前回の【初級編】公開後、DMで感想・質問などご連絡をいただいたり、Twitterをフォローいただいたり、様々な反響をいただいております。
ありがとうございます。
(こちらにダイレクトにお越しいただいた方は、まずは下記noteをご覧ください。)
今回は、昨年(2022年1月)コロナ禍により海外に行くことができず、香港版iPhone13 Proを個人輸入した筆者の、比較検討の仕方と輸入方法の一連の流れを【実践編】としてお伝えいたします。
前回同様、ご笑覧いただければ幸いです。
…購入先を比較
さて【初級編】では、海外版iPhoneを購入する方法として、大きく4つの方法を取り上げました。
1.日本にある販売店で買う
2.海外が拠点の販売店で買う
3.代行業者や現地在住の友人など協力者を通して個人輸入
4.直接海外に買付に行く
一読して、こう思われた方も多いのではないでしょうか。
「シャッター音鳴らないのはいいけど、結局どこで買うのがお得なの?」
…と。
そんなみなさまの為に、1.~3.については国内で比較的入手しやすい香港版iPhone(今回は13 Pro A2639 シエラブルー 128GB)を例に、比較表を作成しました。
(※なお価格等は調査時点2022年1月25日の情報となり、現在とは異なる場合があります。あくまで参考にご覧ください。)
![](https://assets.st-note.com/img/1674872322433-4LBBmaf2Md.png?width=800)
比較対象は筆者の独断で、日本の販売店から比較的豊富に在庫がありそうなイオシスの自社通販サイトと楽天支店。
海外拠点の販売店からEXPANSYS(※現在停止中)とETOREN。
海外の珍しいスマホを扱い、きめ細かい対応でガジェットクラスタに評判のよい個人販売店のまめこモバイル。
そして詳細は後述しますが、筆者自らの体験に基づいた個人輸入を選んでみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674872467444-kNamjwa7j2.png?width=800)
…例えばこんな選び方
(1)実機を見てから買いたい人
…イオシスの実店舗に行きましょう。近くに店舗がない東名阪福以外の方はごめんなさい。
(筆者の住む地域にも残念ながらありませんが、じゃんぱら辺りでたまに、GEO辺りでまれに、海外版の中古品を見かけたりします。)
(2)できるだけ安く買いたい人
…イオシス(楽天)は楽天経済圏の方ならセールのタイミングやSPU次第でお得に購入できるチャンスが多いでしょう。
その他の比較対象のお店も頻繁に値引きやセールを行っていますので、動向をチェックしながら選ばれるのがよいかと思います。
なお海外拠点の通販は為替レートも価格に影響します。
興味深いところで、ETORENは2022年2月7日から仮想通貨決済(ビットコイン、イーサリアム、テザー、USDコイン、Binance Pay)に対応しています。
億り人や仮想通貨クラスタには嬉しいですね。
(3)どうしても未開封がよい人、開封の儀からフル体験したいApple信者な人
…EXPANSYSやETORENに必ず未開封品となるか事前に確認してから購入するか、頑張って個人輸入しましょう。
個人輸入の場合は、万が一ハズレ(初期不良)を引いた時の対処も自ら行う気概と覚悟が必要です。
(恐らくApple Storeまたは正規サービスプロバイダにて交換、もしくはお取り寄せ対応になると思われます。)
…個人輸入してみました
前項の通り、旅行や出張ついでに現地ピックアップは送料や手数料、中間マージンが省ける方法ではあるものの、筆者が訪れたい香港は2022年1月当時は入境が困難な状況でした。
そこで実際個人輸入してみたら価格・納期的にはどんなものなのかと、実際に試してみることにしました。
(1)代行業者の選定
早速ネット検索で軽くリサーチ、問い合わせしてみました。
・HIS香港 お買い物・発送代行サービス
・Buyandship
上記のサービスはスマートフォンが発送対象外となっていたため、候補から外れました。
・ガウロンドットコム
現在は商品転送サービスは休止中で、代理購入サービスのみ利用可能。
商品代金+日本への送料+サービス手数料(商品代金の10%)の合計額を支払います。
見積時にサービス手数料に割引が適用されており、確認したところ、過去の利用状況や依頼時の要望の有無、購入先店舗の信頼性、商品の品目・個数、為替の状況などを考慮して設定しているとのこと。
自身でオンラインストアで購入せずに代理購入からワンストップでお願いするのであれば、割引次第ではこちらの方が手間が省けてよいかもしれません。
筆者的には条件が合わず今回は見送りました。
・MATENRO-HK
今回利用したのはこちらの業者。
以前はスマホ用のアクセサリの販売など行っていましたが、現在はiPhoneの転送および購入サポートのサービスのみ行っているとのこと。
手数料:500香港ドル(1台につき)+送料:500香港ドル(FedEx便・発送地域や個数による)=合計:1,000香港ドルの分かりやすい料金設定。
支払い方法が日本の銀行への日本円での銀行振込またはPayPalの他、HSBC香港への香港ドルでの振込が選択でき、筆者的に都合がよかったので、お願いすることにしました。
(2)購入から到着まで
1.業者に見積およびサービスの依頼
見積依頼→見積の提示→承諾・サービス依頼→送付先住所の提示、といった具合に、基本メールでのやり取りで手続きを進めていきます。
2.Apple HKのページにアクセスし、注文
サイトの作りは各国共通なので、公式オンラインで購入したことのある方は、英語がわからなくてもブラウザ翻訳で迷いなく進められるでしょう。
今回お願いしたMATENROではフォームの入力方法が書かれたPDFを貰えたので、それを確認しながら指定された送付先住所を入力するなど申し込みを進めていきます。
新たに現地のApple IDを取得する必要はなく、日本で普段利用しているApple IDに紐づけ可能、ゲスト購入ももちろんOK。ただし日本で購入・取得したApple Gift Cardは残念ながら使用できません。
なお、時々重複注文などで強制キャンセルが発生する場合があるようで、過去に多数購入している方や、発送待ちの商品を複数個抱えている方のアカウントは、もしかしたらキャンセルされる可能性が高まるかもしれません。
3.発送完了メールを業者に転送
注文が完了すると受付確認のメールが届きます。
その後、発送手続きが完了した時点で発送完了メールが届きます。
そちらを業者に転送して受け取りの依頼連絡を行います。
4.代金支払い
支払先の連絡メールが業者から届きますので、それに従って支払いを行います。
5.商品の受け取り
今回は旧正月前後の物流が滞る時期に注文してしまったため、注文から手元に届くまで半月を要しましたが、在庫がありかつ物流がスムーズにいけば、注文から10日前後で届くのではないかと思われます。
〈費用〉
本体:8,499香港ドル=124,765円
転送費用:1,000香港ドル=14,680円
輸入消費税:8,300円
合計:147,745円
(※1 香港ドル=14.68円で計算)
〈スケジュール〉
・Apple公式サイトにて注文:2022年1月25日
・(中国・深センから)香港の代行業者宛に発送:2022年2月2日
・発送完了メール到着:2022年2月3日
・代行業者宛に商品到着・日本へ発送:2022年2月7日
・輸送(香港→関空→成田)および通関:2022年2月8日
・最寄の営業所に到着および配達:2022年2月9日
海外版iPhone
— May-Chang@複数副業で本業より稼ぐ (@MayChang6058) February 7, 2022
個人輸入チャレンジ#3
代行業者経由で日本へ向けて発送連絡。
10日は関東でも雪予報だけど
果たして予定通り届くのだろうか…🤔 https://t.co/Lsi3Y9cQ6v pic.twitter.com/XcRynP277q
6.輸入消費税の支払い
商品受け取りから、約半月後、輸入消費税の請求書がFedExから届きました。
海外版iPhone
— May-Chang@複数副業で本業より稼ぐ (@MayChang6058) February 26, 2022
個人輸入チャレンジ最終回
FedExから輸入消費税の請求書がやっと到着。
支払いして一連の流れもこれにて終了。
オンラインで完結できるのはいいんですが
やっぱり渡航ついでにピックアップしたい❗️
感染爆発中の香港の緩和はいつの日か…
詳細は後日無料note辺りでまとめますね〜 https://t.co/8zL40o1jIV pic.twitter.com/8GRi6yniG3
なお、この輸入消費税は事前に計算することができ、今回は以下の通りとなります。
iPhone本体を124,765円とすると、個人輸入の場合は一般的に海外小売価格の60%が課税価格となるため、
74,859円×0.6=74,859円
課税価格=74,859円
20万円以下の少額輸入貨物になるが、簡易関税率表に明記されていないので、実行関税率表より、分類8517.13とすると、
74,859円×0.0=0円 ∴0円
故に消費税課税標準額は74,859円+0円=74,859円 ∴74,859円
消費税額は
74,859円≒74,000円×0.078=5,772円≒5,700円 ∴5,700円
※100円単位切り捨て
地方消費税額は
5,700円×(22/78)=1,607円≒1,600円 ∴1,600円
※100円単位切り捨て
従って、関税=0円、消費税=5,700円、地方消費税=1,600円となり、これにクーリエ(国際宅配便・今回はFedEx)の通関手数料ならびにサービス料金1,000円が発生し、合計8,300円となります。
…現地買付してみました
2022年12月末、香港のコロナ検疫の緩和のタイミングで現地へ直接渡航し、買付に行ってきました。
詳細は下記のnote内「アップルストア」の項目をご覧ください。
その他、マカオ、台湾、アメリカ、カナダあたりに今後渡航予定の方は、日本と同等またはより割安な価格で現地でピックアップできるチャンスかもしれません。
…おわりに
いかがでしたでしょうか。
シャッター音無しiPhoneの利便性は使ってみて初めてわかることも多いと思います。
SE(第2世代)辺りでしたら比較的価格もお手頃で技適もクリアしておりますので、サブ機として試しに購入してみるのもよいのではないでしょうか。
今回も疑問・質問や感想などありましたら、お気軽にDMにてご連絡ください。
また今後も注目していると何かいいことありそうだ、なんとなく面白そうだ、などと思っていただけたのであれば、ぜひTwitter(@MayChang6058)をフォローしていただけましたら幸いです。
ご一読いただきありがとうございました。
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