ショルツ獲得で現実味を帯びる3バック導入
CBを本職とするアレクサンダー・ショルツの獲得が発表されました。
デンの怪我もあって岩波と槙野が出ずっぱりの状況だったポジションに、欧州での実績が十分にある選手が加わります。
もちろん、藤原や工藤といった期待の若手もいますが、ポジションの特性を考えればJ1の舞台に立つことはそう簡単なことではないはずです。
リカルドのサッカーを進めていくうえで、攻撃の最初の一歩を必要最低限のリソースで行えるようになることは重要なことです。
そのために相手を見て適切な立ち位置を取り、良いアングルでボールを受けたり持ったりして、相手の横から運んだり、相手を十分に引きつける。
そういった面はCBに求められますし、 会見を読んでもショルツがその能力を有していることも獲得の一因になっています。
センターバックとして彼はビルドアップの能力もありますし、斜めのパスや相手の背後へのパスも出せます。
また、ここまで全ての試合で2人のCBがピッチに立ってきましたが、3人、つまり3バックの導入も現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
そこで今回は、3バック導入によるメリットを考えていきます。
3バックオプションの導入に向かうか
リカルドのサッカーを観るうえで、最初にフォーメーションの数字を語ることはあまり意味がありません。
あくまで相手にダメージを与えること、相手のやり方に対して効果的な配置をとって試合を優位に進めることが目的であり、フォーメーションの数字はその過程で現れるものに過ぎないからです。
とはいえ、初期配置とどこを本職とする選手を何枚置くか、という面が試合に影響を与えることもまた事実です。
そういった意味で、ショルツ獲得を契機にリカルドがチームに3バックのオプションを導入する可能性があるのではないでしょうか。
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