メイビーベイビー

(23) 思考のアウトプット方法を、実験してみよウ‼︎

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最近の記事

ラストマイル/満島ひかり

ラストマイルを観た。 2日経って、米津玄師と満島ひかりの対談動画を観た。 満島ひかりが大好きであるという話をしたい。 彼女は 「鈴のようにコロコロと笑う声」と「骨」 で構成されていると思う。 ・・・ 対談動画において、米津玄師を「父性」と表すに至った彼女の思考回路には、自身の悩みとか考え事とか、これまでの経験が詰まっていると思った。 なぜだか、満島ひかりも自分の父親を客観的に見ているんだということが不思議に思えた。一般的な父親像の話ではなく、彼女自身のものがたりから

    • 地面師たち見ない

      ツイッターのトレンドで知った。姉が帰省して、ピエール瀧のモノマネを何回もかましてきた。就活にくたびれたKが地面師になると言い出した。エンタメ業界の企業説明会で三回ほど話題に上がった。 私はこの状況を横目に眺めながら、トヨエツがニックネームだということを今日初めて知った。本名は豊川悦司らしい。トヨエツ役っていう役名だと思っていた。 こうも日常が地面師たちに囲まれているのに見ないのは、反骨心なのか。 いや、流行っているコンテンツを流行っているコンテンツとして消費してしまうこ

      • パンに対する態度

        ハード系のパン、とりわけベーコンエピが好きな幼稚園児だった。 幼い頃はメロンパンとかカレーパンとか、典型のパン、「理解しやすい」パンを好く子が多い気がする。 少なくとも、メロンパンナちゃんやカレーパンマンに並ぶベーコンエピキャラは存在しない。 ⚪️ 単純に固い生地のパンとベーコンが好きなので、ベーコンエピは最高だ。 けれどもこの趣向に、周りの(とりわけ母親の)価値観が加わり、私とってベーコンエピは他人と自分を区別し優越感に浸る理由になった。私はアンパンマンに出てくるよ

        • 次は絶対いい人見つかるよ

          陳腐な言葉でその場を締めようとしたり、無理やり結論を急いで話をきれいにまとめるのは、あまり誠実ではないように思う。 久しぶりに会う友人との会話などでやりがちだが、その場の雰囲気に流されず一度立ち止まって自分の意見を言う必要があると思う。 テイクミーハイアーのp.66のセントオブウーマンさんのお話と、そのお悩みに対するホスト2人の反応の仕方が大大大好き。最近散歩しながら2回目を聞いた。 そして、場をきれいにまとめたとしてもその後何も残らないなあ、とうっすら感じていたことを思い

        ラストマイル/満島ひかり

          壁/続く

          半年間の留学生活が終わった。 ⚪️ 長期海外滞在という憧れは、親との金銭的な気まずさにある程度耐え、自分で動かない限りは誰も叶えてくれないということに気付き、最終的には色々なものを投げ出すような感覚で異国の地に到着した。段々、じわじわと自分に向き合う時間に変わっていった。家族観について文字にするのは怖い。 目に見えてわかりやすい成長をしている自信はないが、留学は確実に自分の一部を成していて、この経験を話したい気持ちと自分の中で留めておきたい気持ちと、混在している。 とは

          飛行機

          飛行機の長距離「移動」は、宇宙船に乗っている気分だ。私は今、次の惑星に向かう無重力空間に漂う宇宙飛行士だ。 ふと、移動時間はなぜこんなにも特別なのかという問いに対する答えを思い付いた。 それは、昨日のnoteに書いたようなエンタメに集中できる時間だから、というものではなく、何もしていなくても物理的に目的に近づいているからだ。私はその時間がとても心地良い。 気付かないうちに窓の外が朝になったり夜になったり。宇宙食みたいな均一な丸角のプラスチック容器に入った大量のご飯が出てき

          移動/機嫌

          移動が好きである。 いつであったかは忘れてしまったが、「旅行すると、私が好きなのは旅行ではなく移動なんだ、と気付く」というような内容のツイートを見た。それ以降、事あるごとに「移動」を意識するようになった。 そんな中、友人2人と長距離移動を伴う旅行をする機会があった。 旅の第一段階として高速バスに乗って空港に向かったのだが、バス車内では会話することなく、それぞれにそれぞれのことをした(沈黙が心地良い関係性とはとても有難いものである)。そんな中、私は吉本ばなな『キッチン』の最

          美術館/内的対話

          私が美術館巡りが好きな理由の一つに、かつて観た作品との再会がある。 不思議と自分が心惹かれる作品は変わっていないのだ。 日々大量の情報を処理し画一化された気分に陥って個性の有無さえ疑ってしまいがちだ。一方で「変わらない自分の軸があるのだ」と、そこに在り続ける作品たちが静かに語りかけてくれる。 またその際、以前鑑賞した際に思ったことや感じたこと、一緒に観た人が教えてくれたことなどを作品を通して思い出す場合がほとんどである。 美術館を訪れば、過去の自分との繋がりを感じること

          みんなすごい

          文章を書いていて、思うことがある。 昨日morgenさんの動画を見た。 「当時の私は、文章を通して優しい性格の自分をセルフプロデュースしている気がする(要約)」 これだ、となった。私だ。自分しか見ない日記でも私はたまにこれを、やる。 動画そのものはタイトル通りの内容なのだが、ふとmorgenさんが言ったこの自己分析が私には図星すぎて、それ以降何も入って来なかった。 なんかもう、私以外全員、凄い。 どうしてこんな視座で自分を捉え直せる?なぜ私はこんなにもおもんない?ア

          すずめの戸締りのサウンドトラック、良い。 海が聞こえるのサウンドトラックも、良い。 大豆田とわ子のサウンドトラック、日常。 サントラ、最高。

          正直/信用

          奇奇怪怪の最新回を聞いた。 中盤、坂本図書室(坂本龍一の所蔵していた本を手に取り、読むことができる図書空間)について語る時間がある。 その場所はあまりに上品な空間だったらしいのだが、どれほど上品でお手上げ状態だったかを表すために、 モロッコ来たぐらいの、これ二泊三日で終わるしな、ぐらいの世界だった と、玉置周啓が例えたのだが、この言葉選び、ほんと〜〜に好きだった。 サラッとこんなことが言える人って他にいないと思う。この例えをサラッと流すTaiTanもなお良い。 旅行は

          すずめ

          『すずめの戸締り』、見た。2回目。 すごくバカっぽい感想だが、私は小さい頃、鈴芽にとっての草太さん、草太さんとっての鈴芽のような関係を求めていて、誰かにとっての特別な存在になることを望んでいたのを思い出した。それまでずっと隠してきた苦しみを唯一打ち明けられるような、誰かにとっての特別な存在になりたかった。私の中の優しい人の定義はずっとそれで、優しい人になりたかった。 ただ、両者共に自己犠牲性があると思う。草太さんは閉じ師の仕事で教員採用試験を受け損ねるし、そんな家業のこと

          勉強方法

          YouTubeを通して知識を得ることは、学びとしてのクオリティが低いのだろうか。 難解な学術書を読み込み、先行研究を参照した後に辿り着く見解があるとして、その結論をYouTube上で大衆に公開する学者がいたとして、視聴者は真に学んでいると言えるのだろうか。 学ぶ過程こそが泥臭く労力のかかるものであるが、その孤独と苦難に耐えたものしか見れない景色がある、とかいう言説がありそうだなと思う。 仮にその言説が正しかったとして、その主張をする人はいわゆる自分の時代の価値観を次の世

          世の中の構成員

          今日も良い散歩をした。 歩きながら、奇奇怪怪を聞いた。 歩きながら、考えたことがたくさんあるので今日はそれについて書こうと思う。 ⚪️ ベテ中の言語化についての動画を要約したnoteにつながる話だが、抽象と具体を意識するという項目を、TaiTanと玉置周啓は世の中と自分という次元にまで落とし込んでいると思った。 あくまで自分は世の中を構成する個人であり、その構図を捉えた上で目の前で起こることを純粋な心で疑い、ありとあらゆる事象に自分の考えを持つことが、とてもナチュラル

          日記

          暑い日なのにホットコーヒーを飲んだ。 どうしても、気温の鬱陶しさよりもコーヒーを飲みたい欲が勝った。 店員さんが若干引いている気がしないでもなかったが、気にしなかった。 そう、今日は書くことがない。 あ、夕日綺麗だったな〜

          生活者/夕日

          震えるくらい最高の記事を見つけてしまった。 鳥肌が止まらなかった。 こんなにも素直に等身大に、嘘をつかず、濁りがない言葉選びをする人がいるなんて。ストイックな女優像と安心できる人間っぽさが両立するなんてことがあるんだ。 しかし同時に、この私の生活の延長に彼女がいる気がした。少し先に彼女がいて、彼女になれる気がした。そんなはずはないのだけれども、そう思わせられるくらいに包容力ある対談記事だった。 今日は究極の生活者をまた一人知れた、とても心地良い日だった。スーパーに行って