興奮して何言ってるかわからないバカ

興奮すると、早口になって、何言ってるかわらかないバカがいる。僕のことである。

言いたいことがあふれてくると、それを懸命に伝えようとするあまりに、早口になり、結果、相手には「何か興奮してるな……」ということしか伝わらないのだ。悲惨である。

興奮のもととなる感情は、喜怒哀楽さまざまだが、僕はあまり怒らないので、どちらかというと、相手を励ましたいとか、自分のよいところに気づいてほしいとか、ポジティブなことで興奮していることが多い。

それなのに、早口になるがゆえに、せっかくのメッセージも相手に伝わらないという、やるせなさ。

これではいかんと、早口にならないように、ゆっくり話そうとすると、今度は、伝えたい内容とは似つかわしくない冷めた感じになってしまう。

これは、学生時代、「今学期こそは、クールな男になろう」と気をつけていると、「暗い」とか「元気がない」と思われてしまうのに似ている。やりなれてないから、そのあたりのチューニングができないのだ。

こうなったら、何言ってるかよくわからないが、熱気だけは伝わってくる田中角栄スタイルでいくしかないな……。



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