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自分の世界を作って、幸せになりたい ~「ポンコツなわたしで、生きていく。」を読んで~

今回は、いしかわゆきさん著「ポンコツなわたしで、生きていく。~ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす~」の感想を書きたいと思います。

先日、著者さんの「書く習慣」という本の感想も書かせていただきました。

「書く習慣」を読むうちに、「書く」ことで人生を変え、フリーランスとしてお仕事をされている著者さんのことをもっと知りたいと思ったのが、本書を読んだきっかけです。

著者さんは「ポンコツ」であることを「悪」とはせず、考え方や行動次第でポンコツでも生きていける「自分の世界」を作られています。


本書を読み、著者さんの特性を知るうちに、何度も「私か!?」と思いました。

絶望的に朝が苦手。
コミュ障で陰キャ。
視線が気になって職場で作業が進まないHSP気質。
上に立って人に指導するなんてしたくない。
ロングスリーパー。

それだけでなく、モーニング娘。や二次元がお好きというところまで私と共通していて驚きました。

著者さんと共通点が多い私も、生きやすい「自分の世界」を作れるだろうか。

そう考えながら、本書を読ませていただきました。


自分が生きやすい世界を作る

ポンコツが治らないなら、ポンコツでも許される世界を作ればいい

「ポンコツなわたしで、生きていく。~ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす~」より

私は、口頭でコミュニケーションをとることが非常に苦手です。

「上手く話せるようになる方法」
「雑談力を身に着けるには」

こういったネット記事や動画、本を何度も読みました。

しかし、理論はわかっていても、実際に人を前にすると上手くいきません。

こんなにもコミュ障な私は、おかしいのではないか。
努力してもコミュ障が治らないなんて、どこかに異常があるのではないか。

そんなふうに自分を責めることしか出来なくて、人と会いたくないと思うようになりました。

しかし著者さんは、環境を変える、完璧を求めないなどの方法で、「ポンコツでも許される世界」をご自分で作られています。

人と上手く話せないなら「人と話さない職種」に変えたり、
完璧主義をマシにするために「まずは6割くらいの完成度で出す」練習をしたり。

私は超絶コミュ障にも関わらず、組織に属して、他部署との調整が重要な事務職をしています。
業務内容には接客もあり、悪質なクレーマー対応をすることもあります。

書いてみて改めて思ったのですが、全然私に向いてなくね?

就職する前は、事務職という職種に対して「黙々と自分の仕事を進める」イメージを持っていました。

しかし、実際に働く中で、一番大切なのはコミュニケーション能力であると気が付きました。

同僚や相手方とのコミュニケーション不足がミスに繋がったことや、
お客さんに上手く説明が出来なかったことがクレームになったことが何度もあります。

事務職の仕事が自分に向いているか調べなかったために、イメージと現実とのギャップが発生したのだと思っています。

最近、私はフリーランスになることを目指し始めました。

組織に属することが苦手で、一人でタスクをこなすのが得意。

フリーランスという働き方を知った時、そんな私にぴったりな気がして、これだ!と思ったのです。

もちろん、フリーランスだからといって全くコミュニケーションをとらなくて良いわけではないでしょう。

むしろ、コミュニケーションが重要になってくる場面も多いのではないかと思います。

著者さんはご自身のnoteで、「電話が苦手なので、クライアントにはテキストで案件の説明を依頼している」と語られています。

著者さんはご自身の得意な方法を選んで、「自分だけの世界」を作ってお仕事をされています。

会社に属していると、会社のやり方に従わなくてはならない。

自分で方法を選べるフリーランスという働き方は、私にとって非常に魅力的です。

私は私の世界を作る。
世界に合わせるんじゃなくて、自分が生きやすい世界を作ればいいんだ。

そのために、自分の得意なことを探して、スキルアップしたいです。


幸せになりたい

あなたを守ってあげたい~♪
(そうだ!We’re ALIVE/モーニング娘。)

「幸せになるための仕事で不幸になる」のはバカらしくない?

「ポンコツなわたしで、生きていく。~ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす~」より

仕事をしているおかげで一人暮らしが出来て、
推し活が出来て、美味しいものを食べられて、
友達と遊べて、旅行にも行ける。

私が趣味を楽しんだり、好きなことが出来るのは、収入があるため。
つまり、仕事をしているからです。

しかし、週5日×最低でも8時間を仕事に費やし、休日は仕事のストレスで寝てばかり。

せっかくの休日なのに心が休まらず、好きなことをする気力もないことが非常に多いです。

大好きな推し活よりも、とにかく今は寝たい。
そんなことばかりです。

楽しいことがあったとしても、「明日の今頃は仕事か…」といったネガティブなことが頭をよぎります。

自分の幸せが、嫌な仕事によって侵食される。

そうなると、何のために働いているのかわからなくなります。

私の職場は転職する人が少なく、自分も定年までここで働くのだと思っていました。
それで、安定した生活という幸せを掴めるとも。

でも、ここで働くことは私にとっての幸せに繋がらないと気が付いた。

前述のとおり、私はフリーランスを目指しています。
理由は、フリーランスという働き方が自分に向いていそうだから。

では、なぜ自分に向いていそうな仕事をしたいのか?

本書を読んで、それは「幸せになりたいから」だと気が付きました。

フリーランスになれたとして、成功出来るかはわかりません。
全て一人でやらなくてはならない困難やプレッシャーも多いでしょう。

それでも、今の職場で「幸せを削りながら」働き続けることの方が余程不安です。

「幸せになれる仕事」と出会うこと。

本書のおかげで、新しい目標を見つけることが出来ました。


おわりに

本書には「誰にでもできる簡単な自己肯定感の上げ方」が書かれています。

・自分のことを攻撃してくる人とは関わらない。
・自分の力が活かせない場所には行かない。
・自分のコンプレックスが浮き彫りになる状況をつくらない。

「ポンコツなわたしで、生きていく。~ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす~」より

……私の職場、「自分のことを攻撃してくる人」「自分の力が活かせない場所」「自分のコンプレックスが浮き彫りになる状況」の3点セットなんだが!自己肯定感ダダ下がりやん!

私は今までに何度も、仕事を辞めたいと思ってきました。

しかし、他にやりたいこともないし、スキルもないし、転職は大変だし……と諦めるばかりで、行動に移したことは一度もありませんでした。

そんな私が、最近フリーランスという働き方を知ったことで、意欲的に行動を起こしています。

パソコンを買ったり、文章を書いてnoteに投稿したり、キャリアスクールに入会したり。
本書を読んだことも、その一つです。

「自分の世界を作って、幸せになる」

夢を叶えるために、これからも努力していきます!



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