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生きやすいポジションを探したい~「1%の努力」を読んで~

今回は、ひろゆきさん著「1%の努力」の感想を書いていきたいと思います。

自分の持っている能力や機能を、どこのポジションに持っていけば人生がラクになるか。それをいつも考えていると、人生が生きやすくなるし、シンプルに楽しい。

ひろゆき氏「1%の努力」より

私は事務職として10年近く働いていますが、今の職場で働くことに限界を感じています。

コミュニケーションや組織に所属することが苦手かつ、HSP気質で常に周囲が気になる私。

それにもかかわらず、常に至近距離に同僚がいる環境で、コミュニケーションをとらなくてはいけない。

複雑な制度を口頭で説明するのも苦手だし、クレーマーが多いので客の怒号があちこちで響く環境。

仕方ないと思って我慢してきましたが、私はこの職場にこだわる必要があるのか?
もっと自分に向いている仕事があるのではないか?と思うようになりました。

例えば私は、組織でコミュニケーションをとりながら取り組むことが苦手ですが、一人であれば自分のやりたいと思ったことを遂行できます。
また、口頭でのコミュニケーションが苦手ですが、文章で伝えることは得意です。

私の強みを活かせる仕事に就きたい。これが今の私の目標です。

私の能力や機能を、どこのポジションに持っていくか?
それはまさに、今後のために私が考えるべき課題です。


私の最優先事項:睡眠を最優先してもいい!

ひろゆきさんは、「人生において何を優先させるかは、一度じっくりと考えておいたほうがいい」としたうえで、ご自身にとって最優先すべきことは「睡眠」であると書かれています。

睡眠を最優先してもよいんだ!と驚きました。

それならば、私にとって最優先すべきことも「睡眠」です。

私は一日に9時間の睡眠を必要とするロングスリーパーです。休日は10時間以上寝ることもあります。

今の職場は比較的残業が少ないため、繁忙期でなければ平日でも9時間寝ることが可能です。その代わり、やるべき家事や趣味を後回しにしなければなりませんが。

しかし私の会社は「部署ガチャ」が激しく、深夜まで残業したり、休日出勤している部署もあります。そのような部署に異動になり、睡眠時間が確保できなくなった場合、私は働ける自信がありません。

自分の適性睡眠時間を確保できる仕事。それが私にとって重要な条件なのだ!と改めて感じました。

転職するなら残業が少なくて、休みがとりやすい仕事がいいな…とぼんやり考えていましたが、その根底には「睡眠を最優先したい」という気持ちがあったのだと気付きました。


私のやりたいこと:「好き」から「体験」に掘り下げる

私は文章を書くことが得意なので、Webライターを目指しています。
最近、キャリアスクールでライティングの勉強を始めました。

しかしWebライターにも様々な種類があります。
検索上位を目指すSEOライター、インタビューライター、コラム・エッセイライターなど。

文章を書くのは好きだけど、Webライターになって私は何を書きたいのだろう?それが最近の悩みです。

ひろゆきさんは、「好きを仕事にするのはおすすめしない」としたうえで、「好き」を業界を選ぶ基準にするのではなく、「体験」としてもう一段階掘り下げることを勧めています。

私は陰キャコミュ障で、会社で仕事をすることに向いていないと感じています。
私なんて存在する意味あるのだろうか、と何度も考えました。

しかし、他の方が書かれたブログなどを読み、こんな私でも生きていてよいのだと勇気づけられた経験がたくさんあります。

そんな私がライターになることで、同じように自分に自信がない方を勇気づけたい。

Webライターとして何を書くかに悩みながらも、ぼんやりとそんなことを思っています。

そのために、ライティングの勉強をしながらメンタルヘルス系の資格も取ってみようかな?そんなことを考えています。


私が人とちょっと違うこと:自分の「やりたい!」を聴いてあげたい

私は、自分の意見を飲み込んで人に合わせがちです。
なるべく目立ちたくない。そう思いながら生きています。

ひろゆきさんは本書で、「人とちょっと違うことは何か?」と問いを投げかけています。

思い返してみれば、小学生時代の私は人と違うことをやりたがっていました。

図工の時間で、AかBどちらかの作品を作る課題が出されて、私はどちらでもない作品を作ったことがあります。自分が作りたかったからです。

また、当時大人気だったモーニング娘。への憧れからテレビに出たいという夢を持ち、放送委員に所属していました。今でこそ目立つのが苦手な私ですが、毎回放送の企画を考え、校内テレビ放送の司会を務めたりもしていました。

雑誌を読むことが好きで誌面作成にも興味があったため、卒業アルバム制作委員に参加した経験もあります。

ひろゆきさんが行っている「特殊なポジションに手を挙げる」ということを、小学生の私は割とできていました。

しかしいつしか周囲の目が気になったり、「自分には無理だ」という意識が生まれ、そういった挑戦をしないようになりました。

「人とちょっと違うことは何か?」

今の私が答えを出すとしたら、何日でも家に引きこもれるし、誰とも会話しなくても全然大丈夫。くらいしか浮かびません。

でも、私がぼんやりと考えている「自分に自信がない方を勇気づけたい」ということを実現するうえで、自分のこの特性が役に立つかもしれない。

なぜ何日でも家に引きこもれるのか?誰とも会話しなくても平気なのか?掘り下げていけば何かが見つかるかもしれない。

そんなふうにポジティブに考えてもいいのかな、と思いました。

それと同時に、小学生時代はできていた「人とちょっと違うこと」に少しずつ挑戦していきたい、という気持ちが湧いてきました。

挑戦をしないうちに、自分の「やりたい」がよくわからなくなってしまった。
そんな自分の声を、久しぶりに聴いてあげたいです。


おわりに

私は高校生の頃から、ひろゆきさんが開設された「2ちゃんねる」や創設に関与された「ニコニコ動画」をよく閲覧していました。

学校がつまらなくても、2ちゃんやニコ動では毎日おもしろいことが起きる。それが私の楽しみでした。

ひろゆきさんが与えてくれたそれらの場所では日々書き込みや動画の投稿が活発に行われていますが、私のように見ているだけで救われた方もたくさんいらっしゃると思います。

今では論破王としても有名なひろゆきさん。
「それってあなたの感想ですよね?」という言葉にも、私は何度も救われています。

仕事で嫌なことを言われた時、「それってあなたの感想ですよね?」と心の中で呟くことで、相手のことが気にならなくなるのです。

自分に合っていない仕事や、人とのコミュニケーションが苦手なことで生きづらさを感じている私。

少しでも生きやすいポジションに自分を置けるように、自分を、世の中をもっと知りたいと思いました。



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