インドのまゆ

インドに暮らす20代。2年の短いインド生活、やりたいことを全部やりきって帰国したい。そ…

インドのまゆ

インドに暮らす20代。2年の短いインド生活、やりたいことを全部やりきって帰国したい。そのために作るバケットリスト、インドでやりたい100のこと(パクリ?そうかも。それもいいでしょ?)。旅とお酒と時々堅いことを徒然と。

最近の記事

Musings on Kazuo Ishiguro and tragedy

I think the reason why I love Kazuo Ishiguro as a writer is because he is ultimately a poet of nostalgia. An apologist for a time long gone by, of fading memories cobwebbed by faint fog, of realities that could have been had it not been for

    • バービーとオッペンハイマーと独立記念日

      8月15日といえば、日本では専ら終戦の日であるが、インドでは独立記念日である。あまり連結性がないように思われるが、実はつながりがある。元々インドは1930年に1月26日を独立の日として選定していた。インドの独立も本来は1948年の同日に予定されていた。しかし、ムスリム連盟とコングレスの衝突によりインドの暫定政権が内部崩壊することを恐れた最後のインド総督マウントバッテン卿(注:フィリップ王配の叔父。数奇な運命を生きたショーマンであり、のちにアイルランドでテロに遭い、命を落とす。

      • インドでやりたい100のこと

        インドに来て1か月くらい経ったある日、Youtubeをだらだら見る中で「ゾンビになるまでにやりたい100のこと」というアニメに出会った。実写映画では赤楚えいじが演じる、ブラック企業に勤める主人公が、ゾンビアポカリプスを機に仕事を辞め、人間らしさを取り戻していく物語である。 コロナ禍の中東京で月平均150時間残業して、心が死んだままアメリカに大学院に旅立って、ようやく人間に戻れた気がする私にとって、その作品は異様に刺さった。 そこで思い立ったのは、一回しかない人生、その中で一回

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