八十二文化財団ロビーコンサート

２０２１年６月１８日にこちらのコンサートに出演しました。

地元長野ではお馴染みの伝統あるコンサートです。お客さんとしても何度も訪れています。出演は学生の時以来何年ぶりだったかな。
コンサートホールではなく吹き抜けのロビーなので、周りの景色や日が沈む様子を見ながら演奏したり聴いたりできるのは気持ちがいいです。

リハが終わりにかえでどうのサンドイッチをご用意いただいていて歓喜でした！本番前に完食しました。

そんなこんなでプログラム。最初私だけ登場でかっこよく前奏弾き始めるつもりが、こけながらピアノまでたどり着くという恥ずかしいスタートでした。

いつもお世話になっていて大好きな竹内さんと久しぶりに演奏してとても幸せでした。心と耳を開きっぱなしで演奏しました。

今回のコンサートは２０２０年３月に開催中止になったコンサートの振替でした。２０２０年３月というと新型コロナウィルスが流行り始めた頃で、中止の決断をされた主催の八十二文化財団の皆さんは大変なご苦労であったことと思います。今回も決して油断ならない状況の中、対策をいただき無事に開催いただきありがたかったです。ご来場いただいたお客様にも感謝しています。

２０２０年のコンサートのプログラムを竹内さんと考え始めた頃、２０１９年の秋、故郷の長野を台風１９号が襲いました。私たちの知っているあの街が水だらけになってしまったこと、美味しいりんごが大変な数被害にあったこと、とても心が痛み、また復興に向けて祈るばかりのそんな想いをこめたプログラムでした。
それから１年以上が経って、新型ウィルスに世界が混乱する中、新しいプログラムでの演奏となりました。

アンコール
「ぜんぶ」さくらももこ詩

大切なことは　ぜんぶここにある
泣くこと　笑うこと　怒ること　喜ぶこと
あたりまえの気持ちは　あたりまえのものとして
そのまま　今ここにある
大切なことは　ぜんぶそのままだ