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ご報告「2023年さっぽろ市民文芸 第40号」優秀に入選しました

お知らせをいただいたのは8月下旬。
「そういえば初めて応募したけれど、アレどうなったのかしらん?9月入ったらあのイラスト使ってnoteあげよー」と、いつもの通りの落選前提の心持ち。

そんな中、郵便物が2通届く。1通は角2封筒、もう1通は長3封筒。どちらも「札幌市民芸術祭実行委員会事務局」とある。え、なに、どういうこと。

が、すぐに思い至る。あ、原稿お返しね。
ハイハイ、ざんねーん!

…にしては角2封筒は薄めじゃないか?
あの原稿40枚もあるんだぞ。

原稿用紙40枚はこのくらいの厚さでした

えーなになに。こわいこわい。どっちからいこう。

えい、ここは、舌切り雀方式(?)で小さいほうからいこうゼィと、開封。
※わたしは基本こういうのテンションの人間です笑。

厳正なる選考の結果、貴方の作品「小説『さよならピンターダ』」は優秀と決定いたしましたので、お知らせいたします。

「えー!!!嬉しーい!!!」

開け放した窓から聞こえるボリュームで声が出た。近所迷惑である。とりあえず友達に報告。報告、発狂、発狂、報告、発狂。このくらいの喜びよう。友達より先にご近所に聞こえていたかもしれない。ご近所ごめん。

ともに喜びを噛み締めてくれるのは、わたしの拙い作品に目を通し、決して笑い飛ばすことなく読み進め、時に誤字を見つけてくれて(おい頑張れ)、優しく背中を押してくれる大切な友達。貴重な時間を割いて読んでくれた、その感謝の気持ちを形に出来たようで、本当に嬉しかった。

ひとしきりはしゃいだ後、残りの角2封筒を開けると、

校正のお願い(○月○日 必着)

あ、へー、校正とかあるんだ!おもしろーい!!
あ、コレがゲラというやつ!?
えっ、楽しーい!!嬉しーい!!

なになに締切は、…ん?10日後!?

実はわたくし、この手紙を受け取る直前コロナに罹ってしまい、一週間近く仕事を休んでいた。しかもその週末には、旅行が迫っていた。そのため溜まりに溜まった仕事と荷造りで、のんびり校正する余裕は正直なく…

いや、やるよ!やりますよ!やらせていただきますよ!
だって嬉しいもの!!わたしの書いた作品が、地元札幌の文芸誌に載るんやで!?(生粋の道産子です)

もしかして校正あったのわたしだけ疑惑…

かくして残業から帰宅後、スマホと辞書と原稿を睨めっこしつつ校正、合間に荷造りし、必殺・友達へ校正依頼を発動し(おい)、なんとか校正をポストに投函、飛行機に飛び乗った。

そして昨日、届きました!

わほほーい!

自分の書いた文章を、こういう形で再読するのは、とても嬉しい反面、なんだかとてもこそばゆい!!嬉しいけれども恥ずかしい!いや嬉しい!(情緒おかしい)
そして書評と全く同じことを友達が以前に言っていたので、友達は読者として最適なことを再確認(笑)

昨年の39号も購入して読んだのですが、いや、みなさん凄いですね…。何食べてどう生きたらそんな文章書けるんですか…。

個人的には、昨年の小説部門で優秀のひぐまさんが今年は随筆部門で奨励賞を受賞されていること、昨年奨励賞受賞の万房一己さんが今年も奨励賞を受賞されていること、児童文学部門で「まんぼうかずみ」さん名義で優秀賞を受賞されていることに大興奮!

万房さんはですね、今後も作品を読み続けたいので、もう永遠に大賞を取らなくていいです(自己中がすぎる)。ただ、他の作品も拝見したいのに、どんなに検索しても何の情報もなく…ご存知の方いらっしゃれば教えてください…

そして同封された案内によると「市民文芸の集い」なるものがあるらしい。札幌にウン十年住んでおるが、初めて知ったゼ…

表彰してくれるんだって!やるな札幌市!(何様)

初参加の市民文芸の集いでお会い出来たら、ひぐまさんと万房さん、是非ご挨拶したいです。そしてあわよくばサインとお写真も…←

さっぽろ市民文芸第40号は税込価格1,320円で、紀伊國屋書店、コーチャンフォー市内各店、三省堂書店札幌店、MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店、北海道立文学館にて、本日10/27(金)より発売です!

読んでいただけると、とっても嬉しいです!
そして来年も頑張ります!!

ちなみに。noteに掲載する際は、使用したいと思っていたイラストはこちら。

「自己陶酔に浸る」作者:如月 杏奈

アンニュイな表情がたまらなく好き。髪の毛とお酒の、薄い水彩画の青がたまらなく好き。「自己陶酔に浸る」というタイトルも絵にぴったり。「さよならピンターダ」も、まさに恋愛の自己陶酔に浸ることを意識した作品だったから。このイラストがあったからこそ、作品の方向性を見失わずに書き上げられたと思う。あわせて感謝を申し上げます。

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