記録する事のすごさとは うつ病者の生存戦略4

こんにちは。昨日の夜、思いっきり吐きました。私です。

今回は記録について。うつ状態で「何かをする」のは、はっきり言って地獄です。寝ることすらままならないのに、何かを書き留めるなんか地獄の責め苦なのは重々承知しています。それでも、私は記録をおすすめします。

1. あなたの日々が積み重なるのを視認できる

私は症状が重かった時、自分がとても空っぽで虚しい存在だと感じていましたし、今でもその気持を拭い去れてはいません。大体において、うつ症状が出ている方は、自分に対する虚しさを強く感じているかと思います。
ですが、私からすれば、たとえ結果論であっても生きる選択をしているあなたはとても素晴らしく美しいと感じます。だから、結果生きてるという事実を書き留めておいてほしいのです。3日後、1週間後、1ヶ月後、半年後、1年後……。1日1センチを積み重ねた結果を振り返った時のちょっとした感動を感じてほしいのです。

2. あなたの移り変わり = 成功体験が分かる

浮き沈みはなにも、うつ病患者に限った話ではありません。誰だって浮き沈みから逃れる事は不可能です。でも、うつ症状が出ている方の沈み方は半端ないのも承知です。だからこそ、出来た事がゼロではないと自分に分からせてあげてほしいのです。

何にもしてない?
いいえ、あなたは、生きました。横になりました。休みました。何かを食べました。苦しみに耐えました。沢山してるじゃないですか。「それは何かをした内には入らないよ」と言われるかもしれませんが、私はそれを強く否定します。

あなたは、何かをできました。

一日を耐え抜いた事実は成功体験です。それを重ねた事実を忘れないように書き留めてほしいのです。
仮に沈む時期がまた訪れたとしても、何とかやってた事実を確認できれば、結構違うんです。とりあえず、私に関して言えばそうでした。

もし、これを読んで、それでもその気になれないなら、あなたはまだまだゆっくりと休むべきです。なるべく脳を休ませてあげて下さい。それがあなたの仕事です。
それに、これは個人的な体験談であり、強要ではありません。あなたなりの生き方が必ずあります。それを大切にしてあげてほしいです。

・書くためのポイントは?

なんかちょっと興味ある。
そう思って下さった方、ありがとうございます。
そしたら、もし記録を取るとしたら、何をどうやって取るか?という事について触れていきます。

まず、揺るぎない前提条件が一つあります。

無理しない。義務にしない。毎日しなくていい。

これに尽きますね。「書かなくちゃいけない」にしないで下さい。「今日は書ける気がする」の時にサッと書く。これが鉄則です。だって、誰かに提出するものでもないですもん。あなたがあなたの為だけに付ける記録です。あなたの好きにするのが大切です。義務感は投げ捨てましょう。

・じゃあ、中身はどうしよう?

となるのですが、これも自分の書きたい事を書けばいいと思います。これだと、あまりにも投げっぱなしになるので、実際に私が書いている(ないし、書いていた)事をご紹介します。

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・日付
・天気
・今の気持ち、その日一日を通して強く出た気持ち
・その日にできた事
・身体的な状態
・明日やってみたい事
・元気になったらやってみたい事
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こんな感じです。あと、別で勉強の内容もメモしています。
好きに書いていいとは言いましたが、「その日にできた事」はもう是非書いてほしい。「死ななかった」「寝た」とかでいい!ていうか、それが出来てるのは本当にえらい!!
最初はごくごく簡単に・簡潔に書く、ないしは、思いのままに書く事をおすすめします。だって、あなたの心の内を記録するのですから、せめて、自分には嘘をつかず、悲しい事も苦しい事も悔しい事も、包み隠さず書いてみてほしいです。

私の初期の日記でも見ますか?

画像1

こんなもんですよ……。(この時は仕事で腰痛を患い、立つ事すらできませんでした)

・あとがき

今はスマホで色んな事ができますし、メモ帳なり気に入ったアプリなりで、少しずつ記録を付けてみてはいかがでしょうか。


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