出国前に準備したもの・心構え編
異国での暮らしが楽しみでしたが、圧倒的に不安要素が強くてなりませんでした。
最初は「新婚生活をマニラで送るなんて楽しそう!」と地に足付いていない感じでしたが、事前に一度渡航してみると人生初の食あたりに遭ってしまいました。
薬も病院もわからず、フィリピンの食事もしたくなくて、トイレの衛生面も気になるしどこへ行っても恐怖。
「マニラ向いてないんじゃないか」なんて考えに至るように…。
海外旅行は好きだったけど、旅行することと住むことって違うのか、ということを痛感。
そして、調べれば調べるほど、憂鬱な情報しか出てこないので不安は増幅されることに。
でも、、、「もう後戻りできない」という不安もあって。
不安なぶんだけ活動量に変えていくことにしました。
活動その① 知人との出会い
大学時代に接点のあった先輩が、東南アジアで駐在妻をしているらしいという風の噂を聞きつけました。
卒業後に連絡を取り続けてはいなかったですし、フィリピンではないので各国の状況も違うだろうし、大切にしたい点も全然違うようにも思えましたが、リアルな話を聞いてみたくなりました。
でも、「こんなときばっかり連絡してきて・・」とウザがられたらどうしよう・・という不安でいっぱいで。
だけどだけど、、
と藁をもすがる思いで連絡をしてみたところ、それはそれは超超超・親切にしてくださって。
悩みや困りごとに共感してくれ、ご自身のSNSやブログなどを見てみてねーとシェアしてくださいました。とても心強かったです。
様々な経験を経て格闘している様子を感じながらも、親切で優しくてお人よしで美人で、なにも変わっていない先輩を久しぶりに感じて嬉しくて!!
そして「君ならできる」的な言葉をくださるとともに、その後もちょくちょく魅力的な情報をくれました。
大変助けられました。
大学卒業以来会っておらず、マニラにいるうちに会いに行こうと思っていたのですが、コロナがやってきて、未だに会えていません。
いつか会いたいよー・・と心底思っています。
活動その② 駐妻カフェへの参加
1つ動いてみるとまた情報はどんどん入ってくるわけで。そこで紹介された、駐妻カフェに参加してみることにしました。
ワークショップのような形で行われ、他国のプレ駐妻さんたちと知り合いになりました。異国での生活によってどのようなことが起きて、何が変わるのかを座学で学んだり、元駐妻さんの生活のリアルを聞いたり。
気楽~な感じでおしゃべりを楽しめました。
ここでは国も年齢も、ライフステージもバラバラで、様々なかたとの出会いに繋がりましたし、今も継続して繋がっています。
キャリア不安やアイデンティティロスといった、自分と似たようなモヤモヤを抱えるかたと知り合うことができ、その後も深く繋がることのできる友人ができたことは、私にとっては大きな前進でした。
活動その③ SNS開設
情報収集や、継続して連絡を取り合うための手段としてSNSをスタート。
アカウントは持っていたけれど、苦手意識があってあまり使いこなせていませんでした。
最初は、フィリピンの駐妻さんに教えてもらおう、という意思が強かったのですが、のちのちの自分の備忘録になりました。
自分の情報をさらけ出すのは勇気が要るなとも思うのですが、そのぶん多くの情報を得ることにもつながっています。
また、SNSを介して自分と似たような悩みを抱えるひとだったり、自分が考えもしなかったような世界を見せてくれるひとだったり、に数々出会うことができました。
最後に・・
そしてもうひとつ、帯同前に大きく決断したことがありました。
それは「どうしてもダメだったら帰る」ということ。
不安なぶんだけ行動に繋げるというのをキーワードに頑張ってきましたし、いろいろ動いてみるのはオススメです。
それでもそれでも、どうしても適応できなかったら、私は帰る!!という腹も括っていました。
実際は、行動量が私を救ってくれました。
案ずるより産むが易し、というのは本当だなあというのを今実感しています。
あんなに不安だったけど、なんとかなる。
あのときの不安で不安で怖くて、周囲にも当たってしまっていた自分に「大丈夫だよ」と言ってあげたいくらいですが、これをきっかけに自分が積極的にアグレッシブに行動できたのかなと思うと、それはそれでチャンスだったなと思えます。
まだまだこれからも随所で不安は出てくると思うのですが、そのときはそのときでこんな風にまた一歩づつ乗り越えればいいのだな、と感じることができるようになりました。
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