感謝

先日、次男・三男がそれぞれ中学・小学校を卒業しました。

私は子供たちのランドセルやカバンの中をほとんどチェックしたことがありません。長男と三男はとっても重いランドセルでした。というのも彼らは忘れ物をしないようにほぼ全教科の教科書とノートを持って行っていたからです。多分時間割を合わせるのが面倒だったに違いない!!でも次男は必要なものだけカバンに入れて通っていました。三人三様です。

先日探し物をするために三男の許可を得てカバンをあけました。中から原稿用紙が出てきて。「家族への感謝」というタイトルでした。

『お母さんお父さんお兄ちゃんありがとう。いつも言わないけど本当に感謝しているよ。お母さんは僕が学校行きたくないと言った時に、反対せずに受け入れてくれたことやほかのフリースクールを探して入れてくれたこと、ありがとう。お父さん、いつもゲームや遊園地に行かせてくれてありがとう。ほかに外国にも連れていってくれてありがとう。お兄ちゃん、いつも喧嘩ばかりしているけど、ゲームの相手や一緒に遊んでくれてありがとうと伝えたいです。外国で勉強して英語ペラペラになって帰ってきてね。』

こんな作文を見つけました。小学校5年生の時に、浮かない顔をして帰ってくる三男に学校の様子を聞くと、学校へ行くのが辛くなっていること、かなり無理している様子がわかり、学校や教育センターの先生方に相談し対応していただき学校には週1回登校で、週4日は市が管轄している教室に通って勉強していました。明らかに表情は明るくなりました。でも学年が変わると新に受け入れてもらえる条件が変わります。6年生になった4月に頑張って2週間登校したことで受け入れてもらえなくなりました。小学校にも登校できずどうしようかと色々探していたところ、今通っているフリースクールを見つけました。電車を乗り換えたりして30分近くかかるのですが、三男は喜んで通っています。

一緒にいろいろなフリースクールを探したことが彼の中では感謝になっていたとは! いろんなことが思い出されて涙がこぼれてきました。

その三男が4月からは地元の中学に通うと言っています。小学校の同級生がほとんどそのまま通うようになる中学校にです。彼なりの決断でしょうか。どうなるかはわからないけど、見守りたいと思います。


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