マインドフルネスのススメ
マインドフルネスを始めたきっかけ
以前の記事でも触れたが、私が最近まで勤めていた会社の社長は、セクハラ・パワハラ・モラハラの三点盛りだった。なかでも、意外とモラハラがきつかった。
セクハラは、自分でも自覚していたようだし、パワハラも、自分の感情がコントロールが効きにくいことはうっすら感じていたようだった。
モラハラは、人によって基準が違うからなのか、本人は全く気づいてなかった。むしろ、自分のことを素直で正直で良い奴って思っているようだった。
そんな職場で4年近く働いていたのだが、毎日精神的にきていた。
ただ、過去の経験から、我慢するという選択は選ばないようにしていたので、社長とがんがんやりあった。
今、この記事を書きながら改めて感じているし、読者の皆さんなら一発で感じておられるだろうが、人を変えることは容易ではない。「人を動かす」など、D・カーネギーだから言えるのだ。
当時はこのシンプルな真理に気づけず、毎日が勝ち目のない戦争をしていた。その結果、私の頭は常に沸騰していた。
蒸気機関車のような煙突さえつけようものならば、「ポーっ!!!」と鳴り散らしていたことだろう。ご近所迷惑にならなくてよかった。
そんな煮えたぎる地獄の釜のような、荒ぶる脳みそを鎮めるためにはどうしたら良いかと探しあぐねた結果、行き着いたのがマインドフルネスである。
かっこよく横文字で言ってみたが、瞑想である。
メンタリストのDaiGoさんも瞑想の効果について語っておられる。というか、DaiGoさんの動画を見て始めた。
マインドフルネスの効果
ひとまず、52日続ければ習慣化するということなので、続けてみた。結果、効果があったことをここに宣言いたします。
鎮まったのだ。沸騰が。常温に。
以前なら、謎の論理を持ち出してしゃーしゃーと述べる社長の自分勝手な持論に、怒気を含んだ声音で応対していたのだが、初めて1ヶ月も経たないうちに、スイッチを自分で切れるようになった。
怒りそうになっても、ニュートラルな心の状態に戻れるようになったというのがしっくりくる表現かもしれない。
さらに、沸騰する状況を俯瞰してみられるようになった。
あぁー、今沸騰しそうになってるなぁ。とか。
そんな論理持ち出したらそりゃ沸騰しそうになるわなー。っていうように相手や自分の心の状態を冷静に観察することができるようになった。
マインドフルネスっていうのは、もともと仏教の修行の一つである瞑想から来たものである。
仏教の教えには様々あるが、その教えの中に、次の2つがある。
すべてをあるがままに受け入れる
今、ここ に集中する
瞑想中に雑念が浮かんできても、それを無理に取り払おうとせず、あるがままに受け入れて、「雑念が浮かんでいるなぁ」とまず気づくことが大切なのである。それに気づくと、自然とまた、「今、ここ」に意識を戻すことができるようになる。
まさにこの思考の流れが、怒りを鎮めるときに役立ったのだ。
思考をニュートラルに戻す以外にも、脳内のキャッシュをクリアする効果もあるんじゃないかなって思うのだがどうだろうか。
さしずめこの記事のトップ画像のように、脳内が静謐な泉のように落ち着くのだ。瞑想中だけでなく、常時。
瞑想の方法
瞑想の方法は、いっぱいある。らしい。
私は、気分によって3つくらいを使い分けている。
1.瞑想の音だけ流して、ただ呼吸に意識を集中させる
2. 誘導に従って何かをイメージしながら瞑想する
3. アファメーションを言ったり聴いたりしながら瞑想する
アファメーションというのは、自己肯定の言葉のことである。
雑念がたまりにたまりまくっているときは、誘導がノイズのようになるので、1をする。
3は、気分が落ち込んでいるときとか、パワー不足のときに効果的だ。
イメージするのが得意でないので、2は、1や3が飽きたときにたまに取り入れている。
いずれも、YouTubeで、「瞑想 音楽」とか、「瞑想 誘導」とか、「瞑想 アファメーション」と打つといっぱい出てくるので、お好みのものを選ぶと良い。
瞑想アプリも瞑想の記録を残せるため、達成感を味わうにはおすすめだ。
3分からでも良いので、毎日楽しく行うのが続ける秘訣かなーなんて思う。
瞑想(あ、カッコつけるんだった。)マインドフルネスは、百害あって一利なし。ならぬ、百利あって一害なしなんじゃないかと思うので、ぜひ試してみてほしい。
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